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防犯ブログ

群馬 賽銭泥棒 現金約500円盗まれる

吾妻署は9日、窃盗の疑いで、中之条町折田、土木作業員、田村勝容疑者(22)を逮捕しました。

同署の調べでは、田村容疑者は7月22日夜、同町内の寺にある賽銭(さいせん)箱の引き出しをこじ開け、現金約500円を盗んだ疑いが持たれています。

同署によると、田村容疑者は容疑を認め、「遊ぶ金がほしかった」などと供述しているという。
<8月10日7時55分配信 産経新聞より>

賽銭箱の中の現金が盗まれても、盗まれた額としては大した金額にはならないことがほとんどでしょう。
今回被害に遭われたお寺でも、盗まれた現金としては約500円ということでした。
問題なのは、賽銭箱自体を傷つけられたということです。

お寺によっては非常に高価な賽銭箱を置いていたり、年代物で価値がある場合や、代用品がもう存在しないという場合もあるでしょう。
現金よりそちらの方が被害に遭わないか心配です。

このように泥棒に入られても、単に現金や貴金属などの金品が盗まれる被害だけでなく、侵入する為に扉やガラスを破壊したり、家の中を荒らすことがあります。
家に帰ってきたら、部屋の中が無茶苦茶だったというのはテレビドラマだけの話ではありません。
被害者の方は、その後もそこで生活しなければならないのです。

ガラスが割られてもそのままにはしておけませんし、扉の鍵が閉まらないのであれば意味がありません。
それらを元の状態にするにはお金も時間も手間もかかります。
こういったことは実際に被害に遭わない限りなかなか分からないことでしょう。
被害に遭ってから防犯対策しようと考える人が多いのは、被害に遭ってはたまらんということを実感したからだと思います。

しかし、一番良いのは、そのような思いを実感する前に、つまり何も被害に遭わないうちから、用心として防犯対策をしておくことです。
そうすれば嫌な思いをすることがなく過ごせるからです。
お寺・神社・重要文化財の防犯対策

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投稿者:総合防犯設備士(2010年8月10日)|記事URL | あとで読む

「お経を上げるため」奈良・東大寺の法具盗む

「仏像盗難」が全国で発生していますが、奈良の東大寺では、金属製の法具「三鈷杵(さんこしょ)」と「独鈷杵(どっこしょ)」が盗まれました。


●奈良市の東大寺不動堂から法具を盗んだとして、奈良署は14日、奈良県香芝市下田西、無職男(42)を窃盗の疑いなどで緊急逮捕した。
容疑者は同日午後3時45分頃、東大寺境内にある不動堂に侵入し、護摩壇に置いてあった金属製の法具「三鈷杵(さんこしょ)」と「独鈷杵(どっこしょ)」(長さ約15センチ、4万3500円相当)を盗んだ疑い。

容疑者は「自宅でお経を上げるために本物がほしかった」と容疑を認めているという。

 法具がなくなっているのに気づいた同寺の男性職員(61)が、約100メートル北西の二月堂にいた西山容疑者のズボンの前ポケットがふくらんでいるのを不審に思い確認したところ、盗んだことを認めたという。
不動堂の拝観は午前7時30分〜午後5時30分。
2月上旬にも「独鈷杵」が盗まれて新調したばかりで、同署は容疑者との関連を調べる。
(5月15日 読売新聞より引用)


現金に換金するためかと思ったら「家でお経をあげるときに使うため」ということで、そんなに信心深い人が何故?と思うのですが、以前京都での仏像盗難の犯人も自宅に仏像を置いて祈りたかった、といった供述をしていましたので、間違った信仰心で犯行に及ぶ、といった事例もあるようです。
私なんかは「この罰当たりめ。」と思うのですが、そういうことを感じないのが泥棒の泥棒たる由縁だと思います。

やはり泥棒には仏像や宝物に近づけさせない、ということが重要です。
一定のエリア内に入ろうとするとベル・サイレン・フラッシュライトで威嚇撃退。同時に動画で確認。
という寺向け防犯システムをお勧めします。

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投稿者:総合防犯設備士(2010年5月17日)|記事URL | あとで読む

仏像を盗み自転車で運ぶ泥棒

仏像盗難、まだまだ続いています。


●寺から仏像を盗んだとして、和歌山県警和歌山東署は27日、和歌山市有本、無職男(75)を窃盗容疑で逮捕した。

同日午前7時から午後0時45分にかけて、同市元寺町北ノ丁、高野山真言宗覚樹院高野寺の前堂から、木製の仏像(高さ85センチ、重さ約4・3キロ)を盗んだ疑い。

 同寺住職(63)が、前堂から不審な男が逃げ出すところを目撃、仏像がなくなっていることに気付いて110番。警戒中の同署員が、自転車に仏像を載せて帰宅した容疑者を見つけ、緊急逮捕した。

 住職によると、盗まれた仏像は高野山の杉で彫られ、江戸時代初期から同寺に安置されていたと伝えられている。
(読売新聞4月28日より引用)

仏像盗難が全国で発生している、ということはどのお寺でも認識されているようですが、なかなか防犯対策を実施しようと思っても、予算的な面で躊躇されている、ということが多いようです。
実際に、広大な敷地全体を守るための外周警備用赤外線センサーなどを設置すると、やはりある程度の費用は必要となります。

しかし、万が一仏像が盗難されてしまったり、放火されてしまえば、取り返しがつかないことになります。
先日大原寂光院で放火で焼け爛れて炭のようになった仏像を拝観しました。
ガラス越しでしたが、衝撃でした。「取り返しがつかない」ということを実感しました。

お寺の場合、リース又はレンタルでセキュリティシステムを導入することができます。
レンタルの場合は3年からの契約が可能です。月々数万円〜数千円であれば費用を捻出することができるお寺も多いのではないかと思います。
予算の中で最大限の効果を実現、そのためには「自分で守る」をコンセプトにしたネットワークを活用した自主機械警備システムNEXTがお勧めです。

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投稿者:総合防犯設備士(2010年5月07日)|記事URL | あとで読む

賽銭箱盗難をセキュリティハウスのカメラが捕らえ犯人逮捕。千葉と香川で。

セキュリティハウスのカメラが御手柄2件。千葉と香川での出来事です。


●さい銭盗んだ少年4人逮捕
寺のさい銭箱から金を盗んだとして、千葉県警行徳署は4日までに、窃盗容疑で、いずれも同県市川市に住む15歳の少年4人を逮捕した。同署によると4人は3月20日午後4時すぎころ、市川市本行徳の寺の本堂内に入り、設置されているさい銭箱から現金約7千円を盗んだ疑い。少年らは「遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めているという。4人は4月から高校への入学を控えていた。(2010.4.4 産経新聞)

この事件では、2010/3/20(土)の夜7時過ぎにお客様から電話連絡が入り、営業担当が現場に急行して8時過ぎに現場到着、ハードディスクの画像を確認後に保存をして、翌日警察に提出。
証拠画像から、住職の息子様の顔見知りと判明して、逮捕につながっています。

●動かぬ証拠の動画を録画 防犯カメラがとらえた賽銭泥の現場
今年の2月5日、香川県東かがわ市の真言宗善通寺派圓光寺。この日の昼下がり、庫裏で所用をこなしていた松原公仁住職は、ふと、室内にあるモニターの画面に目をやった。モニターには、境内の東西南北にある4台の防犯カメラが接続してあって、それぞれの動画が同時に確認できるようになっている。
そのうち1台のカメラが、50代くらいの男性を映していた。客殿の方に向かって歩いていく男性。ああ、お参りに来てくださったんだな。松原住職の気持は思わず和んだ。節分の日の星供会を済ませたばかりでここ数日は慌ただしく、参拝者の姿を目にした途端、穏やかな日常が戻ってきたような気がした。
ところが次の瞬間、松原住職は自分の目を疑った。客殿前の賽銭箱に近付いた男性が、やおら賽銭箱を持ち上げてひっくり返し、それを揺すり始めたからだ。
賽銭泥棒―。松原住職は思った。何年か前も地元の寺で盗難被害が相次いだ。幸い、同寺は10年ほど前から境内に防犯機器を設置するなどして対策を講じてきたため被害はなかった。が、目の前にある光景が賽銭泥棒だということは、疑いようもない。
松原住職は客殿に出掛けて、努めて穏やかな口調で声を掛けた。何をなさっているんですか。住職の問いに男は「お参りに来ただけです」と答え、挙げ句の果てには「金種を調べていた」と言いだす始末。賽銭箱の中の金種を調べ、自分もそれに合わせて賽銭を入れるつもりだったという。
結局、らちがあかず、駆け付けた警察官によって男は連行された。取り調べに賽銭泥棒を否定していた男だが、決定的な証拠を見せられるに及んで観念した。同寺の防犯カメラが一部始終を録画していたからだ
同寺の防犯カメラはハードディスクタイプの録画機器に接続してあり、撮影した映像を保存するタイプ。保存した動画をCDなど別媒体で持ち出すことも可能で、いざというときには決定的な証拠となりうる。同寺で賽銭泥棒を試みた男は、常習犯だったらしく、その後の捜査で男の車からは、1円玉や5円玉が大量に見つかっている。
僧侶として、男を警察に突き出すような結果を招いて良かったのか。松原住職は事件後も自問しているという。一方、逮捕されなければ男は改心することなく過ちを繰り返していたに違いない、とも思う。
「お寺は個人の所有物ではない。地域や檀家さんの思いを託され受け継がれてきた、守るべき存在です。そんな当たり前の意識が、近年は希薄になっているように思えてなりません」と松原住職は話す。
境内には防犯カメラのほか赤外線センサーなども設置しているが、月々の費用はリースを利用することで1万8千円ほどという。
これを高いと見るか、安いとみるか。「お寺を預かり、そこで生かされている以上、寺を守るのは当然の使命」。仏像盗難などが相次ぐ今日、松原住職の言葉は多くを問いかけている。
(4月27日 中外日報

お寺は今、賽銭泥棒、仏像泥棒、放火といった被害が多発しています。
お寺を守る・・・そのためにどこまでの防犯対策を実施するのか、という部分で、多くのお寺で「どうすればいいのか」を悩まれているのではないかと思います。

防犯には残念ながらお金がかかります。
しかし、最低限の費用でできうる最高の結果を追求する事はできます。
防犯のプロであれば、その寺の防犯診断を行い、どういう犯罪がどういう手口で、どこから侵入されて行われる可能性が高いかを指摘できます。
そして、それをどうすれば回避できるかを防犯システムや防犯カメラで実現するのです。
あくまで「予防」することを目的に、被害を未然、最小に押さえる方法を考えるのです。

仏像盗難や放火は失うものが非常に大きい。
それは被害に遭われた方の言葉です。
月々の経費で大切な寺を守ることができます。
お寺の防犯対策

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投稿者:総合防犯設備士(2010年4月28日)|記事URL | あとで読む

無人寺の仏像盗難に対する防犯対策

先日も愛知・一宮の寺で仏像2体が盗難に遭っていますが、全国で仏像盗難がまた発生しています。

●窃盗 国重文の仏像、大阪の寺から盗まれる。
 大阪府能勢町野間西山の今養寺で、国指定の重要文化財「木造大日如来坐像」が盗まれていたことが23日分かった。
21日午前10時ごろ、仏像を保管している収蔵庫(鉄筋平屋建て)の鍵が壊され、鉄製扉がバールのようなものでこじ開けられているのを参拝者が発見。
連絡を受けた檀家(だんか)総代の男性(65)が木造大日如来坐像が無いことに気付き、同署に通報した。収蔵庫にあったもう1体の仏像は無事だった。
寺は檀家が管理しているが普段は無人で、警報器などは設置されていなかった。20日午前に見回りをした際には、扉に異常はなかったという。文化庁によると、木造大日如来坐像は1956年に国の重要文化財に指定された。高さ117センチで、平安後期につくられたものという。
(3月24日 毎日新聞より引用)


●窃盗:寄居で仏像7体盗難 20年前設置、青銅模した塗装 /埼玉
 20日午後1時ごろ、寄居町今市の高蔵寺(吉田亮照住職)で、仏像がなくなっているのに参拝客が気付き、知らせを受けた住職が110番した。境内にあった仏像13体のうち7体がなくなっていた。
18日には約6キロ南の小川町で西光寺管理の水子地蔵11体がなくなっていたことが判明しており、県警は窃盗事件として関連を調べる。

仏像はいずれも高さ50〜60センチで重さ約20キロ。約20年前に設置された。
セラミック製で、青銅を模した塗装をしていた。残った6体は、真ちゅうを模した塗装やボルトで固定されていたため被害を免れたとみられる。境内は夜間も一般人が出入りでき、住職が最後に確認したのは17日夕だった。同署は、何者かが金属製と思い換金目的で盗んだとみている。


ここ数年「仏像盗難」が多発していることは、ニュースなどで耳にされていると思います。
最近は「無人寺」を狙われることが多く、いつ盗まれたかも特定できないため、その後の仏像を追いかけるのも時間が経過しすぎている場合が多いようです。

重要文化財などが狙われるといまだに認識されている方も多いようですが、実は重要文化財などの認定を受けていない仏像の方を泥棒は好みます。
なぜなら「足がつかない」から。
重要文化財などは写真などもあり、換金する時点で足がつきやすいのですが、
そうではない仏像では記録もなく、檀家でもそんなに何度も目にしているわけでもないので気が付かれにくい、といった泥棒にとっての都合が理由のようです。

無人寺の場合、その近くに誰も管理する人がいないため、特に防犯対策は錠前などだけでは不十分です。「鍵が壊され、鉄製扉がバールのようなものでこじ開けらる」といった粗っぽい手口は「少々音を立てても、時間がかかっても誰にも気が付かれない」といった泥棒の考えを示しています。
ですので、泥棒にそう思わさないことが防犯対策のポイントとなります。

「無人寺の仏像盗難に対する防犯対策」としては、
● 仏像を持ち上げた瞬間に大音量のサイレン・ベルを鳴らし犯人を威嚇する。
● 同時に、その映像を動画で住職や檀家など関係者の携帯電話に自動通報する。
● 映像を見て携帯電話から現地のスピーカーで実際の声で威嚇撃退する。
といった方法が効果があります。
予算があるなら外周警備なども追加すればなお安心だと思いますが、ワンポイントで確実に守ることも必要です。
寺の防犯対策

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投稿者:総合防犯設備士(2010年3月25日)|記事URL | あとで読む

賽銭泥棒 急増。和歌山田辺で昨年0件が今年19件。

仏像盗難が増えていることを何度かこの防犯ブログでもご紹介していますが、賽銭泥棒も増えているようです。

 ●「さい銭盗」の被害が、和歌山県の田辺署管内で増えている。今年1月〜12月14日現在、19件あった。昨年は被害の届け出がゼロだった。盗まれた金は多くはないが、被害者は「罰当たりな行為」と憤っている。田辺署は同一犯の可能性もあるとみて、窃盗容疑で捜査している。

 田辺署によると、被害は今年1月から出始め、9、10月に多くなった。11月21日以降は被害の報告はなかったが、12月14日、みなべ町内にある神社のさい銭箱から現金が盗まれているのが見つかった。
 この神社は地域住民が交代で管理している。区長の男性は「金額に違いはあっても、皆が気持ちを込めてさい銭を入れている。つえをついて神社へお参りするお年寄りもいる。そんな思いを踏みにじる行為だ」と話した。

 被害に遭ったのは神社や寺だけでなく、小さなほこらや地蔵前のさい銭もある。
鍵を壊したり、さい銭箱をひっくり返して現金を盗むケースが多い。
被害に気付かれるのを遅くする目的があるのか、無人の場所も少なくない。
 範囲も広い。田辺市街地だけでなく、中辺路町や本宮町、上富田町でも被害が出ている。
一度被害に遭い、期間を開けて、再度さい銭を盗まれた場所もあった。

 田辺市湊の若宮神社では9月20日、さい銭箱から約3千円が盗まれているのが見つかった。10月1日には、箱の南京錠を壊され、現金が入った引き出しごと盗まれているのが見つかった。前日(9月30日)に回収していたため、盗まれたのは数百円とみられるが、引き出しや鍵を新しくするために数千円掛かった。

 若宮神社も、若宮町内会の住民が持ち回りで世話をしている。会長の山口修平さん(71)は「神様のものを盗むなんて考えられない。住民が大切にしている場所なのに、(犯人は)罰当たりなことをしたものだ」と話している。
 被害に遭った以降は、ほぼ毎日、異常がないかを住民が確認しているという。
(12月15日 紀伊民報より引用)

仏像盗難、賽銭盗難ともに「罰当たり」な犯罪なのですが、それがこれだけ頻繁に発生しているところに今の日本の問題点が隠れているように感じます。
宗教ということでなくても信仰心や道徳。善悪に関する考え方を持たない人間がかなり出てきているということだと思います。

昔もお供えなどを盗んだり、賽銭箱からお金を盗むという被害はあったと思いますが、こんなに頻繁に発生していませんでした。仏像、狛犬も換金目的に盗まれるということになり、神社やお寺では防犯対策を実施されるところが増えてきています。

仏像盗難などは盗まれてしまうと信仰の対象ですから非常に大きな問題となります。
ぜひとも事前にできることから対策を実施されることをお勧めします。
仏像盗難防止
賽銭盗難防止

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投稿者:総合防犯設備士(2009年12月16日)|記事URL | あとで読む

国重文仏像盗 容疑の男逮捕 福岡・早良署

仏像盗難が相変わらず各地域で増えていますが、福岡では盗まれた仏像が見つかりました。


●福岡市城南区の寺院・油山観音で10月に国指定重要文化財「木造聖観音坐像(しょうかんのんざぞう)」が盗まれた事件で、福岡県警早良署は8日、窃盗と建造物侵入の疑いで、福岡市早良区野芥2丁目、人材派遣会社員男(43)を逮捕した。同署は観音像を押収したが、同時に盗まれた青銅製の鏡、台座は見つかっていないという。現場の足跡から、同署は共犯がいるとみて調べる。

 逮捕容疑は10月3日午後5時半ごろから翌日午前6時前にかけ、油山観音本堂に侵入。観音像など計3点を盗んだ疑い。

 同署によると、11月に関西で開かれた古美術商向けのオークションに観音像が出品されたことが、業者の通報で判明。出品業者に観音像を持ち込んでいた容疑者が浮上した。
容疑者は「仏像を関西方面に運んだのは間違いないが、盗んではいない」と容疑を否認しているという。

 同署によると、容疑者は仏像マニアではなく、転売目的で盗んだとみている。
観音像は、一部修復され、磨かれた跡があるという。

 木造聖観音坐像は高さ78・7センチで、ヒノキの寄せ木造り。福岡県などによると、南北朝時代に作られたとみられ、1950年に国の重要文化財となった。
(12月9日西日本新聞より引用)

観音像は高さ約79センチ、重さ約3キロ)。前にあった青銅製の鏡は直径約25センチ。3点を盗んだとされています。
結構な大きさ、重さのあるものをどうやって目立たたせずに持ち出したのかは不明ですが、見つかって本当に良かったと思います。

今回は持ち込まれた業者からの通報で犯人逮捕にまでつながりました。
しかし、無人寺などの場合、盗まれてから盗まれたのに気が付くまで時間が経過していることも多いのが現状です。
その間に善意の第三者に販売されていると、見つかったとしてもそれを買い戻すのに複雑な手続きと多くのお金が必要となります。
又、盗まれ、流通する途中に破損する可能性もあります。
やはり「予防」で盗まれないようにすることが必要です。

お寺の場合には、敷地全体を警備する場合と、ポイントだけ例えば仏像、賽銭箱を守る、ある一定のエリアを守るという方法があります。
いずれの場合にも、防犯診断を実施して脆弱性をきちんと把握した上でのシステム設置をお勧めします。
寺向け防犯システム

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投稿者:総合防犯設備士(2009年12月09日)|記事URL | あとで読む

仏像盗難に厳しい刑、されど減らず。

京都で発生した仏像盗難犯に対して実刑判決が出ました。

●建仁寺や東寺など京都市の寺院から仏像5体を盗んだとして窃盗などの罪に問われた三重県四日市市の会社役員男(59)に対し、京都地裁は19日、懲役2年4月(求刑・懲役3年6月)の実刑判決を言い渡した。裁判官は「仏様が許してくれたとしても自分がやったことの責任は取ってもらいたい」と説諭した。

昨年9月〜今年1月、建仁寺から十一面観音座像などを盗み、保釈中の6月には三重県伊賀市の射撃場で客の銃弾を盗んだとされる。
「誤った信仰心に基づく自己中心的な犯行。仏像には歴史的価値が高いものもあり、時価不詳ではあるが被害は大きい」と実刑の理由を述べた。
(11月19日 毎日新聞)

この犯人は自宅で拝むため仏像を集めていたようですが、一般的には換金目的の仏像盗難が全国で発生しています。
毎日JPに10.28よると、「無住社寺:施錠2割、防火設備9割なし 実態判明、防犯・防火対策に課題 /奈良」とあります。

●所有仏像など3796点
 常駐の管理者がいない県内の無住社寺のうち、約2割は施錠がなく、さらに約9割は防火設備がないことが県警生活安全企画課の調査で分かった。これらの社寺が所有する仏像などは3796に上る。しかし、文化財指定を受けていないため、設備整備を助成する制度がなく、住民らの寄付に頼らざるを得ない。無住社寺の実態が明らかになったのは初めてで、防犯、防火対策が課題になりそうだ。

・無住社寺は1811カ所あり、施錠がないのは23%、火災報知器や消火器などの防火設備がないのは93%。
・所有する仏像や掛け軸、曼陀羅(まんだら)などは3796点で、このうち、文化財指定を受けているのは9%。
・住民らが巡回している社寺は49%だったが、頻度にはばらつきがあった。

 県警は、仏像などを写真撮影し、管理者の名前などを記した調査票を作成。盗難に遭った際、被害品を特定するための基礎資料として、最寄りの交番や駐在所に保管する。

 奈良県内では今年に入り、黒滝村などの無住社寺で仏像などの盗難事件が相次いでいます。

●黒滝村寺戸の無人の寺「黒滝権現堂」から盗まれ、古物商に転売された「蔵王権現立像」が、中吉野署署長から地元の東秀和区長(65)に返還された。当面は集会所で保管、権現堂の防犯対策や古物商からの買い戻しなどを検討する。


泥棒は盗んだ仏像を、古美術商に持ち込みます。
別の寺の元住職、金振清隆被告(62)が窃盗容疑などで逮捕、起訴された事件の仏像は古物商に約10万円で転売され、さらに約50万円で別の古物商の手に渡り、オークションに約150万円の値で出品されているのが見つかったということです。買い戻すにしても善意の第三者に移ってしまっていると金額も含め大変です。

仏像盗難や放火といった被害は、遭ってしまうと元に修復する事ができず、計り知れない損失があります。
失ってしまってから知るその価値。
そうならないためには防犯対策が不可欠です。

● 仏像も盗まれる時代であることを認識する。
● 仏像の安置されている本堂などで、仏像に安易に近づく事ができる場合には何らかの対策が必要。
防犯カメラで自動録画すると同時に、住職の携帯電話に通報する。
・仏像を持ち上げた時点で大音量のベルで威嚇撃退する。仏像盗難検知システム
・本堂に夜間侵入した時点でベルで威嚇撃退する。
● 無人寺の場合にはその場での侵入者への威嚇以外に、異常発生を離れた場所の関係者に自動通報することが必要。
● 防犯パトロールを定期的に実施することは有効。

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投稿者:総合防犯設備士(2009年11月20日)|記事URL | あとで読む

お寺の防犯対策

仏像盗難が相変わらず全国で発生しています。
盗まれた仏像は、古美術商に販売され換金されることが多いのですが、そこで見付かるケースも時々有ります。
先日奈良県山添村の「自作寺」の仏像盗難事件では、逮捕された犯人が売却した京都市内の古物商から仏像が見付かり、県警が押収して寺に返却しています。ひび割れなどがあったため修繕作業を行ったところ、体内から制作者とみられる人名などが記されたヒノキの木片が見つかり、不動明王像が「江戸時代から村にあった」と住民らが代々伝え聞いている話とも合致。盗難事件が、地元の言い伝えを証明するという意外な結果をもたらしたことが新聞にも報じられていました。

こうした仏像盗難対策の一環として防犯カメラや防犯システムを設置される寺が増えています。
先日、奈良の室生寺を取材しましたが、こちらにも防犯カメラ、赤外線センサーによる敷地内の外周警備、仏像のある本堂などの室内警備が実施されていました。12台の防犯カメラの映像を宿直のお坊様がモニター監視していました。
国宝の仏像をお預かりしている寺であること、10数年前真言宗ばかりを狙った放火が続いたことと、仏像盗難の噂があったこと、そして寺側の人数が減っていることなどが設備導入の理由だとお話を伺いました。

今も当時と同じような環境か、それより悪化している状況ではないかと思います。
仏像盗難の被害が全国で発生。放火も日常茶飯事のように様々な場所で発生しています。
前述した奈良の寺では盗まれた仏像が戻ってきましたが、多くは戻らず、又見付かったとしても善意の第三者に移ってしまっている場合多額のお金が必要な場合には買い戻すことができない場合もあると聞きます。
放火にいたっては、京都寂光院の例を出すまでもなく、最も大切なものが焼失してしまうことになります。
そうしたことにならないためにも、防犯意識を持ち、防犯対策を実施されることをお勧めしています。
お寺の防犯対策

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投稿者:総合防犯設備士(2009年10月23日)|記事URL | あとで読む

国重要文化財の仏像盗難。福岡の油山観音。

又仏像盗難が発生しました。

●4日午前5時45分ごろ、福岡市城南区東油山の「油山観音」で、本堂に保管した国重要文化財の「木造聖観音坐像(もくぞうしょうかんのんざぞう)」(像高約79センチ)などが盗まれていることに参拝客の夫婦が気付き、連絡を受けた氏田宗貞住職(62)が110番通報した。
観音像の前にあった青銅製の鏡(直径約25センチ)も盗まれており、福岡県警早良署が窃盗容疑で捜査している。

 本堂入り口のガラスの引き戸は四つの南京錠で施錠していたが、いずれも切断されていた

住職によると、3日午後5時半ごろに住職が巡回した際は異常はなかったが、4日午前5時半ごろ、本堂の方で不審な物音を聞いたという。
また3日夕、大きな袋を抱えた70代ぐらいの男が、十数人ほどの団体客に紛れて進み、境内の前で何かを確認するように中を眺めていたという。

 氏田住職は「市民に愛されてきた大切な観音様。一日も早く、無傷で返してほしい」と話している。

 油山観音は臨済宗東福寺派の寺院で、天平年間(729〜749年)にインドから渡来した僧「清賀上人」が開基したとされる。盗まれた観音像は室町時代ごろの作と推定され、作者は不詳。1906年に国重要文化財に指定された。
(10月4日毎日新聞より引用)

大きな袋を持って団体客にまぎれ、下見をしていたのでしょうか?
大切な観音像のある本堂入り口のガラスの引き戸は四つの南京錠で施錠されていましたが、切断されていました。
それ以外の防犯システムやカメラなどは設置されていなかったようです。

今、仏像がブームとなっており仏像盗難が全国で発生しています。
古美術商を経由したり、インターネットオークションなどで販売されたりで現金に換金されています。
今回は重要文化財でしたが、狙われるのはむしろ重要文化財以外。なぜなら写真や資料などがないことが多く、足がつきにくいからです。

こうした仏像盗難に対しての対策方法は何点かあります。
●仏像を持ち上げられた瞬間に警報(ベルや音声)を出して威嚇撃退するとともに住職が知る方法。
●夜間、拝観時間以外に本堂に入った時点で侵入者を検知し、警報(ベルや音声)を出して威嚇撃退するとともに住職が知る方法。(建物内に入らせない)
●夜間や拝観時間以外に敷地内に侵入した侵入者を検知し、警報(ベルや音声)を出して威嚇撃退するとともに住職が知る方法。(建物に近づけない)
●目立たないカメラで侵入者を自動録画するとともに、携帯電話で画像確認する方法。
今、こうしたシステムに対して補助金が地方自治体で出す制度もあります。
そうした補助金を活用して予防のための方法を導入すべきだと考えます。
仏像盗難防止システム

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投稿者:総合防犯設備士(2009年10月05日)|記事URL | あとで読む

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