防犯ブログ

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2010年10月15日 大阪 ナンバープレート盗難防止の防犯ネジを配布

多発する自動車やバイクのナンバープレート盗を防止するため、黒山署は16日、堺市東区北野田のスーパー「マンダイ北野田店」で、ナンバープレートの取り外しがしにくくなる防犯ネジの配布と、署員による取り付けを無料で行うイベントを実施します。

全国地域安全運動期間中(20日まで)のキャンペーンの一つ。
同署管内では、昨年1年間でナンバープレートの盗難が65件、今年は9月末までで、すでに56件発生しています。

防犯ネジは、ネジ山に小さな金属チップを埋めることで、取り外しがしにくくなる構造。
同署では、自動車用として50台分、バイク10台分の防犯ネジを用意し、ネジがなくなり次第、終了するということです。
<産経新聞10月15日(金)7時57分配信より>

自動車やバイクのナンバープレート盗が増えているようですが、目的は二次犯罪への利用でしょうか。
盗難プレートをつけた車両でのひったくりや建物への突入、逃走用などさまざまな利用方法が考えられます。
強盗事件などの犯行に使われた車が現場から少し離れた場所に乗り捨てられていたというのはよくニュースなどで耳にします。

大阪府堺市の黒山署管内だけで、今年9月末の時点で56件発生しているということですから、全国的にはかなりの件数発生していることになります。
仮に防犯カメラに逃走車両に乗っている犯人の姿を捉えたとしても、ナンバープレートからでは犯人の特定にはつながらないケースが多いということになります。
それを防ぐためにまずナンバープレート自体が盗まれないようにするという取り組みのようです。

窃盗などの犯罪が多発する地域、件数、頻度などは何らかの要因があります。
犯罪を犯しやすい環境にあるということです。
照明が暗い、死角が多い、無人の時間帯が多い、警察の巡回等がない、それらは犯罪者が好む犯罪を起こしやすい環境ということです。
それとは逆の環境にしてやれば犯罪を起こしにくくなるはずです。
ボランティアによる見回りや住人同士の挨拶や声掛け、お金を掛けられるなら防犯灯、防犯カメラの設置、あとは警察にもランダムの巡回を増やしてもらうなどの協力が必要です。

個人でできる防犯対策には限りがあります。
自分の家だけを守るならそれで構いませんが、自分が住んでいる地域の環境を変えるのは多くの人の協力が不可欠となります。

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