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2021年10月28日 明らかな犯罪者 報道時に顔のぼかしは必要?

7日午前10時半ごろ、神奈川県川崎市の住宅街に設置された防犯カメラの映像です。

トラックの横を通り過ぎる1台の自転車。しばらく走った後、おもむろにUターンします。すると、トラックに向かって、ゆっくりと近付き、止まります。

男は運転席をのぞき込むと、自転車を止めました。そして、白昼堂々 運転席のドアを開けると、何かを盗み出しました。

この間、わずか6秒。男は、何事もなかったかのように、走り去っていきました。

警察によりますと、運転席からは財布が盗まれていました。鍵が掛かっていない車を、無差別に狙った犯行とみられています。

近所の人:「怖いですね。普通に自転車で走っているおじさんが、こういうことをするんだというのが、びっくりしました」

この周辺では、春以降、配達中や作業中の車を狙った同様の事件が数十件発生していて、警察は窃盗事件として捜査しています。
(「グッド!モーニング」2021年10月14日放送分より)
<10/14(木) 13:43配信 テレビ朝日系(ANN)より>


個人的には「ぼかし」はなくして報道し、犯人の情報を呼び掛けることで犯人特定、逮捕はぐっと近づくように思います。
また、犯人にとっても自分の映像がテレビやネットで流れることであきらめて自首する、それ以前にこのような犯行を行うのはやめようという抑止力につながるのではないでしょうか。

防犯カメラの映像を公開するかどうかの場合、必ずと言ってよい程、議論になるのが冤罪を生む可能性についてです。

犯人ではない人が犯人扱いされ、多くの人から中傷、避難され、SNSが炎上することなどは大いに考えられます。
もちろん冤罪だと分かった場合、報道したテレビや新聞はすぐに大々的な訂正の報道を行い、謝罪すべきでしょう。
その人の名誉を回復するまで行うべきです。
そして冤罪被害に対する補償も用意することで事後のケアも必要です。

「ぼかし」なしで報道する場合、裁判所命令をとり、許可をとった上で行い、万が一の場合は補償するという制度や仕組みを整備すべきでしょう。

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