防犯ブログ

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2021年12月03日 倉庫の壁に手で穴開け 温水洗浄便座他92台窃盗

倉庫からトイレの温水洗浄便座を盗んだなどとして男が逮捕されました。警視庁は、被害総額が800万円に上るとみています。

窃盗の疑いなどで逮捕されたのは、千葉県の無職の男(39)で、11月12日の深夜、東京・立川市で住宅設備の販売会社の倉庫に侵入し、トイレの温水洗浄便座17台、230万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

警視庁によりますと、容疑者は倉庫の裏側にあるセメント製の壁を手で剥がし、穴を開けて侵入したということです。警視庁によりますと、容疑者は盗んだ便座を転売していて、取り調べに対し、容疑を認め、「トイレの便器が倉庫の前に置いてあるのを見て、温水洗浄便座が中にあると思った」と供述しているということです。

同じ会社の別の倉庫も被害にあっていて、警視庁は被害総額について、92台で800万円相当に上るとみて調べています。(30日11:46)
<11/30(火) 12:40配信 TBS系(JNN)より>


倉庫のセメント製の壁を手で剥がし、穴を開けて中に侵入する手口でトイレの温水洗浄便座を92台盗んだとされる事件です。

手で剥がせるセメント製の壁がどんなものなのか想像がつきませんが、トイレの便器を倉庫前に置いておくことで、温水洗浄便座が中にあることを想像させてしまったことは、狙われる原因の一つとも言えます。(被害者の過失)

倉庫は鍵で施錠していたため、まさか壁から侵入されるとは想定していなかったのかもしれませんが、人の手で剥がすことができるような材質の壁、剥がせなくとも何らかの工具を用いれば穴が開くような場合は他の倉庫においても警戒が必要です。

倉庫というと防犯上、あまり重要度が高くない印象を持つ人もいるかもしれませんが、会社にとっての重要な商品や備品、機械等を保管している場所として考えると、非常に重要で守らなければならない場所と言えます。
鍵の施錠だけに頼るのではなく、建物内に防犯センサーや防犯カメラを設置する、または建物に入られる前の敷地内への侵入段階で検知するなどの対策が必要です。

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