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2021年12月17日 和歌山 カフェのイス盗まれる 「言ってくれればあげるのに・・・」

1日の午後8時半ごろ、和歌山県内のカフェに設置された防犯カメラがイス泥棒の姿を捉えた。


店の前に現れた不審な男。何かを両手でかかえ、運び出していく。よく見ると、店頭に置かれている長イスだ。男はためらうこと無く、長イスを運んでいき、再び現れると、隣のイスも運んでいった。さらに、近くの店の前にあった2つのイスも、上にある小物をどかして次々と持ち去っていった。

盗まれたイスについて、被害にあったカフェの店主は「僕が手作りで作ったイスなんですよ。4つも何に使うんかな。黙って持っていくよりもひと言『欲しい』と言ってくれたらね。あげますよというのですけどね。お店の一部なんでね、戻ってきてほしい」と訴えた。(『ABEMAヒルズ』より)

<12/15(水) 20:31配信 ABEMA TIMESより>


被害者であるカフェ店主の、欲しいと言ってくれたらあげますよ、というコメントがありますが、加害者にすれば欲しいと言ったからといって、無料でもらえるとは思わなかったから盗んだという心境でしょうか。

店頭に置いていたイスなので、店の中からは見にくい位置にあり盗んでも分からないと考えたのかもしれませんが、防犯カメラには盗む姿が捉えられており、お粗末な犯行です。

このカフェに限らず、屋外にイスやテーブルを置いているおしゃれなカフェを見かけますが、外にお客が少なく、店内が繁盛している時など、外に無防備に置かれていて大丈夫かなと感じることがあります。

イスやテーブルは一見すると価値が分かりにくいように思います。
シンプルなデザインの物が意外なほど高価だったりする場合があります。

また、同じデザインやメーカーで統一することが多いと思いますので、盗まれたり、傷ついたりした場合は、同じ物を再調達しなければなりません。
盗む側も同じデザインの物が複数個手に入れられますから恰好のターゲットになり得る場合があります。

常に店員の方が注意して店内を見張っていられれば良いですが、繁盛記や時間帯によっては難しいこともあります。
今回被害に遭われたカフェのように防犯カメラで監視し、万が一の盗難被害に備えるべきです。
カメラがあることで、カフェの利用者がトイレなどで席を外す際も、荷物を置いたまま移動しやすくなるという安心感も与えられますから、窃盗対策だけではない効果が期待できます。

これからはお金を掛けて防犯対策をする際、盗難対策など目的が一つではなく、複数の目的にかなう対策が求められるようになるかもしれません。

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