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2007年10月19日 携帯メール犯罪情報提供、スピードに地域差

 子どもの安全を守るため、携帯電話のメールを活用した犯罪情報の提供が全国の警察に広がっています。だが兵庫県加古川市の小2女児殺害事件では、保護者らから「対応が遅い」との苦情が出るなど情報提供のスピードは地域差があり、利用者数の伸び悩みなどの課題も抱えています。

 大阪府警が昨年1月に防犯 の為に始めた「安まちメール」。児童らへの声掛けや付きまといなどの「子供被害情報」の配信は今年だけで1358件。発生の把握から30分以内が原則で、保護者からは「下校時間のパトロールで重点地域を選ぶのに活用している」などの声が寄せられています。

 一方で利用者数は伸び悩んでいます。昨年夏までに約17万人に増えたが、現在は約18万7000人で目標の90万人には程遠いです。登録した少女2人が、自分たちの犯行が配信されていないか確認しながらひったくりを繰り返すなど“悪用”されたケースもありました。
警視庁や兵庫県警なども同様のサービスを導入しています。

 2005年10月に兵庫県警が始めた「ひょうご防犯 ネット」の登録者は約6万5千人で、目標の20万人には遠いが、発生場所の地図を付けるなど内容を充実させた今年7月以降、急増しています。

 香川県警は2005年10月から、不審者情報を中心に香川県内で発生した犯罪の情報を配信する「安全・安心ヨイチメール」を開始。現在は、携帯電話とパソコンで約3000件の登録があります。

 情報配信は「事実確認してから2時間以内」が原則。警察署が直接配信する大阪と違い、本部が情報集約してから配信するため時間差が生じる。小2女児刺殺事件の配信は発生の約18時間後。担当者は「既に報道され、速報の必要はないと判断した」としています。

他地域の事例を参考にして情報提供のスピードを出来るだけ早くし子供達を地域で守って頂きたいです。もう幼い子供達が犠牲になる悲しいニュースは聞きたくないです。

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