防犯ブログ

  • 侵入手口
2007年08月16日 野田聖子衆院議員事務所窃盗・放火。狙いはパソコン。金庫無視・

10日に放火された野田衆院議員の岐阜市の事務所の手口が、明らかにされています。

●侵入の際、2センチほどの穴を開け、ドライバーなどでかぎを開ける「突き破り」という手口
●窓ガラスが割られてから火災センサーが作動するまでの約5分間に窃盗と放火をやり遂げている
●数台あるパソコンのうち、盗まれたのは野田議員と地元秘書、事務所のメール専用の3台
●事務所には現金数十万円が入った金庫があったが、犯人が手をつけた形跡はない
●複数あったDVDデッキとビデオデッキのうち、防犯 監視カメラに接続されているビデオデッキだけが盗まれていた。このビデオは犯人の姿を収めていた可能性が高く、犯人は内部情報に精通しているとみられる。
●油を用意し、証拠隠滅を図ったとみられる

慣れた手口と用意周到さが際立っており、又、非常に内部情報に長けているというように思われます。

金庫には見向きもせず、5分足らずでパソコンと防犯ビデオデッキだけを盗み、火をつける−。放火が発覚したのは10日午野田議員によると、後援会名簿などの個人情報は入っていないということでそれだけが幸でした、

あまりに手際がよく、内部事情に詳しい者の計画的犯行との見方が強まっています。
狙いはパソコンの中の情報なのでしょうか。
死者などの被害がない放火事件にもかかわらず岐阜県警は異例の特別捜査本部を設置しました。
岐阜といえば、野田聖子・佐藤ゆかりの女の熱い戦いが全国的に注目されていますが、それぞれの支持者の思惑もあり、非常に複雑な人間模様が見えるように感じます。

事件後に事務所に駆けつけた岐阜市議は、パソコンが盗まれたと聞いて、「単なる愉快犯ではない」と語っているとのことで、もし個人情報が入っていたとしたら、大変なことになっていたと思われます。
個人情報がなかったとしても、事務所としての収支明細など経理データなどが入っていれば、今話題の「事務所経費」に関しての詳細が外部に出る可能性もあります。

事件後の10日朝、野田議員の事務所近くと、2年前の衆院選で野田議員と争った佐藤ゆかり衆院議員(比例東海)を支持する県議の自宅近くで、佐藤議員に関する記事が掲載された週刊誌のコピーが散乱しているのが見つかっており、県警で放火事件との関連を調べているとのことです。

政治家の自宅や事務所への盗難や放火などが多発しているように感じます。
単なる物取りならまだいいのですが、命が狙われたり、政治生命を奪うための情報を盗む目的の犯罪もあります。
又、脅しという意味合いの犯罪もあります。

防犯 対策はどうなっていたのでしょうか?
防犯はあらゆるリスクを想定して対策をとることが重要です。
防犯 カメラの映像がビデオデッキごと盗まれていたとのことですが、もし画像伝送システムなどが入っていたら、携帯電話など離れた場所に映像が送信されていたはずで、犯人の姿も確認できたのではないかと考えます。
選挙事務所はもとより、自宅や事務所の防犯 対策は絶対に必要です。

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