防犯ブログ

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2011年05月23日 茨城 事務所から730万円入り金庫盗

18日午前7時ごろ、鉾田市柏熊の住宅解体業「一樹総業」事務所で、現金約730万円と通帳2通が入った手提げ金庫2個が盗まれているのに女性従業員が気付き通報しました。

手提げ金庫は約50センチ四方の耐火金庫の中に保管されていましたが、耐火金庫の鍵は開けられていました。
社長の男性(45)が従業員とともに最後に退社した17日午後9時ごろは異常はなく、社長が出社した18日午前6時45分ごろまでの間に盗まれたとみられています。(鉾田署調べ)
<産経新聞5月19日(木)7時55分配信より>

社長が退社した前日午後9時から、翌日出社した午前6時45分までの犯行が予測されているということは、通報装置などの防犯システムや防犯カメラシステムは導入されておらず、正確な犯行時間は分からないということでしょう。
現場にどのような証拠が残されているかは分かりませんが、これでは犯人特定・逮捕につながる可能性が低そうだという印象を受けます。
現場付近で約10時間の間に誰か怪しい者がいたかということになりますから、非常に幅が広くなってしまいます。

手提げ金庫ごと盗まれたようですが、その手提げ金庫は、鍵が開いたままの50センチ四方の耐火金庫内に保管されていたという
ことです。
これでは耐火金庫に保管する意味がありません。
これは、盗まれた被害者の方が最も痛感していることでしょう。

ただ、今の泥棒の手口を見る限り、耐火金庫の鍵を閉めていたからと言って、犯行を防ぐことができたかどうかは確実ではありません。
重量が100キロ以上の耐火金庫が引き引きずられ、金庫ごと盗まれる手口が頻発しています。
盗み出すことができれば、金庫を開けるのはあとでゆっくり行おうということではないでしょうか。
そのように現場で泥棒にゆっくり犯行を行わせてはいけません。

侵入するのに防犯システムや扉、窓を突破するのに時間、手間がかかるということを泥棒に印象付ける必要があります。
その為には、外からでもよく見えるように目立つ威嚇機器を設置し、この家は防犯システムが設置されているから止めておこう、と思い留まらせる対策が効果的です(抑止効果)。
抑止力強化(狙わせない、その場所を犯罪対象から外させる)

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