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2009年08月03日 「巣ごもり」時の防犯対策

「巣ごもり」って何かご存知ですか?

自宅にこもって外に出ずに休暇や余暇を楽しむというライフスタイルを「巣ごもり」というそうです。

こうした自宅にこもって、ゆったりと時間を過ごす「巣ごもり族」が増殖中です。
夏休みでも旅行せず自宅で娯楽を楽しむ「巣ごもり家族」。
自宅に直帰して楽なファッションで過ごす「巣ごもりシングル」。
デートも家でという「巣ごもりカップル」
いろいろあるようです。

こうした巣ごもり族が出てくる理由としては、
1.出口の見えない不況のためレジャー費用の削減を目指す。
2.インターネットや家電などの技術革新で、外出しなくても家で買い物もレジャーもできる。
といったことが上げられます。

こうした「巣ごもり」をささえる三種の神器が「地デジ対応大型テレビ」、「VOD(家族向けオンラインエンタテインメント)」、「高機能家電」といったことも言われているようですが、こうした三種の神器は、泥棒も狙っているということをお伝えしたいと思います。

泥棒にとってはこうした地デジ対応大型テレビ、VOD、高機能家電やノートパソコンは「現金」と同じです。
簡単に換金できます。
巣ごもり族も利用しているインターネットオークションで盗品が販売されるケースも多々あります。
こうした商品の中古販売店へ持ち込んで換金するという方法もあります。
ですので、こうした三種の神器があることは、現金が置かれているのと同じという状態であることをぜひ忘れないで欲しいと思います。

又、「巣ごもり」で注意いただきたいのが2点。
一つ目が、「宅配サ−ビス」を装っての強盗です。
過日も宅配サービス業者を装っての殺人・殺人未遂事件がありまだ記憶に新しいと思うのですが、宅配サービス業者を装っての強盗は全国で発生しています。
自宅での強盗が平成20年には410件発生しています。

巣ごもり族の場合は、宅配サービスで本やDVD、雑貨、洋服など購入することも多いと思います。
そうした生活が続くと、いつどの商品が到着するのかを全部把握できませんので、自分が頼んでいない宅配サービスでも簡単に受け入れてしまうこともあると思います。
そうしたときに、相手が宅配業者を装っての強盗であったとしたら・・・

特に「巣ごもりシングル」は、注意が必要です。
絶対に安易に扉を開けるということは辞めることが重要です。制服を着ているからと安心はできないのですが、カメラ付きインターホンなどで十分確認し、どこからの商品なのかを確認して、自分の頼んだものかどうかを確認してから、ドアチェーンをつけたまま対応するなど注意しすぎても今は失礼にはならない時代だと思います。
又、通販カタログ、DM、トラック便の送り状の貼られたダンボール箱・・・個人情報が満載です。こうした個人情報を入手して強盗犯がターゲットに選ぶ・・ということもありえますので、必ず氏名、住所、カード番号、生年月日など個人情報の記載されたものは細かく切り、できればシュレッターにかけて捨てることが大切です。

そして無線タイプの非常押しボタンによる緊急呼出しシステムがあるとより安心です。
ワイヤレスですので携帯できます。部屋のごこからでも押すことで、その場でベルを鳴らす事もできるし、5人の携帯電話にメール・音声で瞬時に異常発生を伝えることができます。

そしてもう一つ注意いただきたいのが「忍込み」です。
自宅にいる時間帯が多いから「侵入窃盗」に遭わないとは限りません。
「忍込み」とは、家人が就寝時など家の中にいるのを知っていて侵入する泥棒のことです。

平成20年 「忍込み」は1万8千810件も発生しています。
留守時を狙う「空き巣」は6万7千436件と最も多いのですが、「忍込み」や「居空き(家人が昼寝や洗濯、庭先の手入れなどをしている隙に侵入し金品を盗むもの)」(4千836件)もあります。
「巣ごもり」でも、泥棒に入られる対象であることを注意していただきたいと思います。

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