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2007年02月20日 警察官名乗る不審電話

17日に三重県伊賀市内で、警察官を名乗る男から、個人情報を聞き出そうとする電話が7件あったようです。

伊賀署は内容が似ており、同じ時間帯に集中していることから、同一人物によるものとみており、「不審な電話では、警察官を名乗っても安易に個人情報を話さないでほしい」と呼び掛けています。

電話は17日午後5時〜7時半頃、伊賀市ゆめが丘や平野地区でありました。
いずれも男の声で伊賀署に実在しない「防犯課性犯罪担当」などを名乗り
「下着盗の被害に遭っていませんか。勤め先や帰宅時間を教えて下さい」
「46歳の覚せい剤中毒の容疑者を捕まえた。住所や名前を書いたメモを持っており、ピッキングで侵入したと話している」

などと話したようです。

電話のナンバーディスプレーには「公衆電話」と表示され、夫などの男性に代わると電話は切れました。
7件のうち、1件だけ個人情報を流してしまったようです。

伊賀署は「警察官から被害確認の電話があった場合、警察署の名前や担当課、氏名を確認し、折り返し警察署に電話を掛け直すなどして確認してほしい」と話しています。

個人情報を聞き出そうとする目的が、性犯罪目的なのか、または振り込め詐欺などの詐欺目的なのかは不明ですが、伊賀市内だけではなく他の地域でも注意が必要です。

いきなり勤め先や帰宅時間を聞いてくるような電話に対し、冷静であれば何かおかしいと感じるはずです。でも「警察」からいきなり電話が掛かってくれば、何も悪いことをしていなくても緊張してしまいますよね。

犯罪者は、そういう「弱み」につけこむことが非常にうまいのです。

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