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2014年10月15日 高齢者狙うひったくり 少年5人で連携して犯行

通行中の高齢女性を転倒させ、バッグを奪い取ったなどとして、警視庁少年事件課は2日までに、強盗致傷や窃盗容疑で、東京都板橋区に住む高校1年の男子生徒(16)ら5人を逮捕しました。
男子生徒は容疑を一部否認していますが、残りの4人はいずれも認め、「遊ぶ金が欲しかった」などと話しています。

同課によると、男子生徒らは2~3人でひったくりを実行。
1人が自転車でバッグを奪い、別の1人が被害者に「大丈夫ですか、僕が追いかけます」などと声を掛け、逃げる時間を作っていたという。

逮捕容疑は昨年9月~今年4月、板橋区内を歩いていた女性(78)を後ろから押し倒して重傷を負わせ、現金7000円が入ったバッグを奪うなどした疑い。 
<時事通信 10月2日(木)11時53分配信より>


1人がひったくりの実行犯、別の1人が自分が犯人を追いかけると被害者に声を掛けて時間稼ぎ、そのまま2人とも逃走するという手口です。
1人、もしくは2人とも被害者に顔を見られるリスク(2人目は間近で声も聞かれます)はありますが、そこは対象を高齢者に絞ることで、最小限に抑えているということでしょうか。

それにしても16歳の少年とは思えない巧みな手口です。

犯罪に関する事件の手口や詳細が、新聞、ニュース、インターネットで報道されます。
ネットでは手口の詳細を紹介するサイトもあるようですから、それを見て自分なりに研究して、実際に犯行を行う者がいても不思議ではありません。

今は何でもネットで検索すれば、様々な情報が入ってきます。
これまでは電話で確認したり、本で調べなければ分からないことが、ネットなら一瞬で情報を取得できます。

とても便利な時代ですが、それを犯罪に逆用、悪用しようとする者が出てくるのは必然かもしれません。
情報をうまく活用し、いつ犯罪の被害者となってもおかしくないことを認識し、その上で犯罪と向き合うべきでしょう。

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