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2022年05月12日 盗まれるとは思わなかった・・・ スーパー銭湯で血圧計盗まれる

露天風呂から見える海と明石海峡大橋――神戸市垂水区にある抜群の眺望で人気のスーパー銭湯だ。
1日に2000人の客が訪れたというゴールデンウィークのさなかに、事件は起きた。

「スタッフが気づくよりも先に、お客様から『あれ?どこにいった?』と言われた。
大きいので盗まれるとは思っていなかった。ただただびっくり」(SPA専 太平のゆ・スタッフ)

施設のスタッフも驚く盗難被害。いったい何が盗まれたのだろうか。

連休も終わりがみえてきた5月5日「子どもの日」。防犯カメラには、スーパー銭湯に入ってきた男の姿が映っている。
男は人気の大浴場には目もくれず、長テーブルへと向かっていった。背後には血圧計が置かれているが、それを使う素振りは見せない。
しかし次の瞬間、男は血圧計を上着で包み、躊躇なく持ち去った。盗まれた血圧計は、連休中に気持ちよく利用してもらおうと、4月に新しいものに変えたばかりだった。

また防犯カメラを確認すると、驚きの事実が判明した。スタッフによると、男は30分くらい風呂に入ってから帰っていたというのだ。

銭湯側は、警察に被害届を提出している。(『ABEMAヒルズ』より)
<5/11(水) 20:13配信 ABEMA TIMESより>

スーパー銭湯から血圧計の盗難事件が発生しましたが、金属窃盗におけるマンホールや水道の蛇口、トイレのレバー、公園の遊具など、まさかこんな物が盗まれるとは、と驚くような物が実際に盗まれています。

盗まれる想定をしていないということは、それを守る対象に入れていない、考えていないことが多く、無防備なまま保管されている物が多いということです。

例えば、明らかに泥棒に狙われそうな現金や宝石貴金属などは家の中、そして金庫の中や泥棒に見つかりにくい場所で大切に保管します。
一方、盗まれると思っていない物は、屋外にそのまま置いていたり、無施錠の部屋に置いていたり、泥棒にしてみれば比較的容易に盗み出せる環境下にあることが多いでしょう。

記事にもあるように、泥棒が狙う対象が広がっています。
これまでは見向きもしなかった物を転売する方法(買い取り業者、ネット取引、オークション、海外への輸出など)が増えてきたため、侵入先で当初の目的以外の物を見つけた場合でもとりあえず盗み出し、転売方法は後で考えようとする者が多いのかもしれません。

これは盗まれる可能性が高い、これは可能性が低いなど決めつけるのではなく、あらゆるものが被害に遭う可能性があると想定し、その場での犯罪自体を起こしにくい環境につくりあげることが必要です。
その上で具体的な防犯対策を検討しましょう。

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