防犯ブログ

2008年10月22日 事務所荒らし相次ぐ 田辺市と上富田町で(和歌山)

21日早朝、田辺市下万呂と上富田町岩田で事務所荒らしが相次いでいます。
ドアのガラスを割られるなどの被害があったが、ともに金品を盗まれた形跡はないということです。

●田辺市下万呂の事業所では午前4時前、警備会社からの連絡で経営者が被害に気付いた。事務所裏口ドアのガラスが割られており、何者かが鍵を開けて侵入したとみられている。
●上富田町岩田では午前7時55分ごろ、事務所が荒らされているのを従業員が気付き、通報した。
(10月21日紀伊民報より一部抜粋)

「事務所荒らし」とは、事業所、会社などの事務所に侵入し、金品を盗むものです。
侵入窃盗発生場所別認知件数平成19年(警察庁資料)によると、事務所は13.7%。一戸建て住宅37.1%、マンション23.7%に比較すると少ないようですが、平成19年「事務所荒らし」は20,347件も発生しているのです。

その侵入口としては、窓35.3%、表出入り口37.8%、その他出入り口19.7%。
侵入手口としては、ガラス破り46.9%、無施錠16.6%となっています。

つまり、窓と扉の強化としてガラス・錠前の強化を図るとともに、防犯システムとして窓や扉のこじ開けを検知するマグネットスイッチが一般的です。
セキュリティハウスではこのマグネットスイッチ+室内用侵入検知センサーパッシブセンサーの2重警戒以上のシステムを基本としています。

パッシブセンサーだけですと室内に入られてからの防犯になります。
マグネットスイッチだけですと、窓を開けっ放しにされてしまうと一定時間後ベルが泥棒が侵入しても鳴らなくなってしまいます。2重警戒ですと、建物内に入られる前にベルやサイレンで威嚇撃退ができるとともに、万が一それでも室内に入った泥棒に対して室内にいる間中ベルを鳴り続けることができますので、非常に防犯効果が高いのです。

それに加えて、窓に近づいたら音声で威嚇警告する外周警備システムも追加することをお勧めしています。
窓そのものも割られてしまうと交換費用なども発生します。
外周警備を加えることで、「建物に近づいた時点で泥棒に対し警告をして犯行を継続させない」効果があります。
つまり、その時点で犯罪をあきらめさせる効果です。

こうした何重にもラインを作って防犯を考えるということは、犯罪者の手口や心理を知り尽くし、侵入経路を想定し、どうしたらこの建物なら守れるかを考えることができなければできません。防犯のプロとしての知識や経験が絶対に必要なのです。
セキュリティハウスが、まず防犯診断を行い、建物の構造や環境、お客様の生活・家族構成、会社・事務所なら運営形態などを細かくリサーチしてから防犯設計を行い、最適な防犯システムをご提案しているのはそのためです。

やはり防犯の基本は「未然に防ぐこと」にあります。
建物の中に入られてから連絡をもらったても遅いと思うのですが、皆さんどうですか?

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