防犯ブログ

  • 侵入手口(マンション)
2010年04月16日 茨城 アパートの空き巣210件 被害総額2600万円

茨城県警捜査3課とひたちなか西署は14日、昨年10月に特殊開錠用具所持禁止法違反の現行犯で逮捕された男が約210件(被害総額約2600万円)にのぼる空き巣の余罪を自供し、検挙したと発表しました。

同課などの調べによると、住所不定の無職、木村友和被告(30)=窃盗罪などで起訴、公判中=は昨年10月11日、許可なくドライバーを所持したとして逮捕されましたが、その直前に東海村の男性会社員(45)のアパートから現金や指輪など計約25万円相当を盗んだとして同月22日に窃盗容疑で再逮捕されました。

その後の調べに対し、木村被告は昨年3月から約半年間に約210件の空き巣を行ったと自供。
いずれも全長約30センチのドライバーで掃き出し窓を割って侵入する手口で、犯行場所の8割はアパート、時間は午後4時から8時の間でした。
被害は水戸市やひたちなか市が約90件、東京都内約120件。
木村被告は現場付近の簡易宿泊所に泊まって犯行を重ねていたということです。
<4月15日7時57分配信 産経新聞より>

住宅やアパート、マンションでは、窓ガラスを破る侵入手口が最も多いと言われていますが、この泥棒はまさに典型的なタイプでしょう。
ホームセキュリティという言葉がCMやテレビ番組などで紹介されることが増え、一般的にも浸透していますが、まだまだ実際にセキュリティシステムを導入している住宅は少ないでしょう。

泥棒にしてみれば、導入しているところは避け、何も対策されていないところを狙うのは簡単なことです。
これだけ窓ガラスが狙われているのに無防備なままのところが多いのが現実です。
人がいないことを確認し、周囲から怪しまれない状況で目立たない服装をしていれば問題なく犯行に及ぶことができるということになります。

無人かどうかの確認は簡単です。
チャイムを鳴らして誰も出てこなければほぼ無人でしょうし、郵便物や新聞などが溜まっていれば長期不在の可能性もあるなど推測できます。
電話帳で電話番号を調べて人がいるかどうか実際に掛けて確かめるという泥棒もいます。
ただ今留守にしています、などのメッセージを流すのも無人だと知らせる危険な場合があります。

ガラスを割られにくい材質の物に替えて強化する、セキュリティシステムや防犯カメラを設置するなどお金を掛けた防犯対策が無理(予算的に)、もしくは抵抗がある場合は、上記のような無人確認ができないように心掛けることから始めましょう。

例えば家の中が片付いていないや敷地内がゴミで溢れているというのも狙われる要因になります。
ごちゃごちゃしすぎていて、何が盗まれたか分からないため、犯行の発覚が遅れる。
侵入形跡が分からないほどゴミがあり、犯人特定の証拠も消えてしまうなど。
そうなると、泥棒にとっては絶好のターゲットとなります。
あまり防犯対策とは関係ないだろうと思うような意外なことが実は泥棒から狙われる要因となる場合があります。
空き巣と忍び込み泥棒が目をつけるポイント

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