防犯ブログ

  • 侵入手口(マンション)
2009年04月13日 マンション最上階は侵入しやすい?

マンションの最上階になればなるほど、防犯意識は低くなる。
この法則を裏付けるような、マンション最上階ばかりを狙った窃盗被害が発生しています。

マンションで現金などを盗んだとして、警視庁捜査3課などは9日、窃盗などの疑いで、埼玉県所沢市東所沢、無職Aら男女3人を再逮捕した。
同課によると、いずれもコロンビア国籍で、「母国の家族のために生活費が必要だった」と述べ、容疑を認めている。
 同課は昨年12月31日から都内や同県内のマンション最上階で起きた約70件(被害約5000万円相当)の空き巣に関与したとみて、裏付けを進める。
 逮捕容疑は2月27日、東京都板橋区の6階建てマンション最上階にある男性会社員(28)宅に、バールでドアの鍵を壊して侵入。現金約5万円やカメラなど118点(計約27万円相当)を盗んだ疑い。
 同課の調べに、3人は「最上階なら外から電気が消えている部屋が分かりやすく、居住者が帰ってきても、部屋まで来る間に逃げられると思った」などと供述しているという。 
(4月9日 時事通信より抜粋)

電気が消えている部屋=不在の部屋が外から分かりやすいので、ワンルームマンションなどが泥棒のターゲットになっています。
又、最上階やオートロックマンションなどが、逆に防犯意識が低いため、無施錠などが多くなり狙いやすいといった泥棒の供述もあります。

マンションの場合、不審者や泥棒に入居スペースに侵入されてしまうと、万が一入居者と部屋で鉢合わせすると、逃げることができない袋小路になります。
そういう状況であることを考えると、マンションの建物に不審者や泥棒を入れさせないようにすることが重要となります。
オートロックシステムはそういう機能を持っているように思われますが、「共連れ」といって誰か別の人がオートロックを使用して入るのに一緒に入れば侵入することができます。
又、隣の建物から飛び移ったり、隣の建物とマンションとをうまくつたって上階に上がる、という方法をとる泥棒も沢山います。「くも男」「スパイダーマン」といった名称をつけられる泥棒です。
上階に上がってから下りていく。
こういう方法をとる泥棒からみると、マンションの最上階といっても「屋上から一つ下の階」であるしかありません。
そして、住民は「まさか最上階のマンションに侵入されるはずがない」と、ベランダのクレセント錠が無施錠だったり、開けっ放しで眠ったり・・ということが多いのです。

マンションの上に行けば行くほど防犯意識は低くなる。
この防犯の法則を変えないと、マンションの犯罪はなくなりません。
そして、防犯カメラや防犯システムを設置して、泥棒が侵入しにくい環境を作ること。
マンションは場合によっては、その階の入居者ほとんどが泥棒被害に遭うといったことにもなりかねません。
ぜひともマンションの防犯システムをお勧めします。

マンションの防犯対策と最適の防犯システム

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