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2005年12月19日 「放火」 8年連続出火原因のトップ

「平成17年消防白書」によると、平成16年中の放火による出火件数は8,210件であり、前年に比べ144件(1.7%)減少し、全火災(6万387件)の13.6%を占め、8年連続して出火原因の第1位となりました。

さらに、放火の疑いによるものは5,796件であり、前年に比べ89件(1.6%)増加しています。放火及び放火の疑いを合わせると1万4,006件(全火災の23.2%)であります。

前年に比べ55件(0.4%)減少している放火及び放火の疑いによる火災を発火源別にみると、ライターによるものが4,570件(全体の32.6%)と最も多くなっています。
 放火及び放火の疑いによる火災を時間帯別にみると、夜間から明け方(22時以降翌朝6時までの間)にかけて特に多くなっており、この時間帯に6,198件(全体の44.3%)が発生しています。

その他火災の原因に関して(出典:平成17年消防白書)

★「たばこによる火災」は6,128件であり、前年に比べ771件(14.4%)増加し、全火災(6万387件)の10.1%を占めている。たばこによる火災の主な経過別出火状況をみると、投げ捨てによるものが57.0%(3,496件)と半数以上を占め、次いで火源の転倒・落下、消したはずのものが再燃の順となっている。

★「こんろによる火災」は5,936件であり、前年に比べ86件(1.5%)増加している。こんろの種類別では、普及率の高いガスこんろによる火災が最も多く5,659件(全体の95.3%)であり、こんろによる火災の大半を占めている。こんろによる火災の主な経過別出火件数をみると、67.7%に当たる4,018件が消し忘れによるものである。

★「たき火による火災」は3,566件であり、前年に比べ786件(28.3%)増加している。
 たき火による火災の主な経過別出火件数をみると、たき火の延焼拡大が最も多く1,294件、次いで火の粉の飛び火、消し忘れの順となっている。火遊びによる火災は2,062件であり、前年に比べ96件(4.9%)増加している。

★「ストーブによる火災」は1,695件であり、前年に比べ260件(13.3%)減少している。ストーブの種類別では、石油ストーブによる火災が最も多く1,023件(全体の60.4%)であり、次いで電気ストーブ、まきストーブの順となっている。
 ストーブによる火災の主な経過別出火件数をみると、可燃物の接触・落下によるものが500件と最も多く、次いで引火・ふく射、使用方法の誤りの順となっている。

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