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2012年03月28日 関東一円で窃盗5年9ヶ月 139件2500万円被害

埼玉県警捜査3課と加須署は27日、窃盗と覚せい剤取締法違反容疑で逮捕、起訴された加須市北小浜、無職の男(44)が、5年9カ月にわたり関東一円でカーナビなどを専門に139件(時価計約2449万円相当)の窃盗や器物損壊を繰り返していたことを確認したと発表しました。

捜査3課によると、男は平成18年2月から23年11月にかけて、埼玉、茨城、群馬、栃木の4県で、現金や乗用車、カーナビなどを盗んだ疑いが持たれています。

捜査3課によると、男は盗んだ車は現場から数キロ離れた場所に止めた上、カーナビやカーステレオなどを取り外してリサイクルショップに売却、生活費や覚醒剤の購入費に充てていたという。
加須市内のリサイクルショップにカー用品がたびたび持ち込まれるのを捜査員が確認、運転免許証から男が浮上しました。
<産経新聞 3月27日(火)17時20分配信より>

昨日のブログで、中国で宝くじ中毒者が犯罪に走る恐れがあると紹介しましたが、実際に日本で、覚せい剤欲しさに窃盗を繰り返していた男が逮捕されたニュースです。
関東一円で5年9ヶ月に渡って窃盗や器物損壊を繰り返していたということですが、ようやく逮捕されたと見た方がよいでしょう。

逮捕された要因の一つが、盗んだカー用品をリサイクルショップに持ち込んで転売していたのですが、その頻度が多く店側が不審に思ったのか、それとも警察の捜査によってか、犯人特定につながったようです。
同一店への持ち込みではなく、様々な店に持ち込んでいれば、犯人特定までさらに時間が掛かった可能性もあります。
店側に不審に思われないように、一度持ち込んだ店には持ち込まない、など徹底しているプロの泥棒もいるかもしれません。

買取店において、盗品の可能性がある、少しでも怪しいと感じたら、警察に通報するようなシステム、制度が徹底されれば、泥棒にとってはやりにくくなります。
ネットオークションや掲示板を利用した個人売買など、他にも転売方法はありますが、一つ一つ改めていくことで、犯罪者に不都合が生じる体制、制度の構築が、犯罪の減少につながるはずです。

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