防犯ブログ

  • 侵入手口
2021年02月05日 網戸をライターで焼き破りで侵入 130件関与の可能性あり

網戸を焼き破って窓を開け、民家に忍び込んで現金を盗んだとして、32歳の男が逮捕された。
大阪府内では同じ手口の被害が約130件起きていて、警察が調べている。

窃盗などの疑いで逮捕されたのは、大阪府阪南市に住む建設作業員の男(32)。
警察によると、男は去年8月から9月にかけ、大阪府熊取町の住宅2軒に忍び込み、現金約8万5千円を盗んだ疑い。

男は近年の住宅で多用されている上下スライド式の窓が付いた勝手口の網戸をライターを使って焼き破り、ロックされていない窓をスライドさせて勝手口のカギを開け、家の中に忍び込んでいたとみられる。

男は「身に覚えがない」と容疑を否認しているが、同じような手口の窃盗事件は2018年以降、大阪府内で約130件以上も相次いでいて、警察はいずれも男の犯行とみて追及する方針。警察は、換気をした後など窓のロックを徹底するよう注意を呼び掛けている。
<2/2(火) 18:05配信 読売テレビより>

焼き破りという手口は最近あまりニュースになっていませんでしたが、依然として犯行の手口に用いられています。
ピッキングなども一昔前の手口のように感じてしまいますが、いつか再び流行する可能性もありますから警戒が必要です。

最近建てられて住宅やマンションであれば、泥棒の様々な侵入手口にも対応した防犯対策がとられている可能性はありますが、家というのは何十年も前から手を加えていない、変わらないところがほとんどでしょう。(リフォーム等はありますが、防犯対策は含まれていないように思います)

自らの意思でお金を掛けて防犯対策を行う人の方が少ないと思います。
犯罪が発生したとしても、どこか他人事で自分がそのような被害に遭うとは考えませんし、万が一被害に遭ったとしても、次に遭わないために対策をしようとはなかなか考えないものです。

その心理はよく分かりますが、そこが犯罪者に付け込まれる隙になっているのも事実でしょう。

また、侵入窃盗事件がなくならないのは、犯罪者達がそれほど大騒ぎにならないように広く浅く長く活動しているからではないでしょうか。

町のいたるところで泥棒に入られたとなれば町中が大騒ぎになり、早急に多くの住民が対策を講じようとします。
被害に遭っても仕方ない、運が悪かったで収まる程度の被害額になるように、うまく犯罪者達が調整しているような気もします。

もちろんそれぞれ別の事件の犯罪者達が関係があるとは思いませんが、目立ち過ぎない、稼ぎ過ぎないようにうまく抑えようとする彼らの中でのルールのようなものがあるような気がしてなりません。

海外からやって来る犯罪者達はそのルールを知らずに、時に派手に荒稼ぎをして世間からも警察からも目立ってしまい、国内の犯罪者達はイライラしている・・・。

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