防犯ブログ

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2006年10月14日 カード詐欺に狙われる店舗

実際に店に足を運ばなくても、家の中から欲しい商品を選択し購入できる、オンラインショップを活用した電子取引が年々増えています。
コンサートのチケットなど、注文した翌日にはコンビニエンスストアでチケット(実物)を手にすることができます。
うまく活用すればとても便利な方法ですが、反面、穴を狙った詐欺手口が増えているのも現状です。

インターネットのオンラインショップでのクレジットカード詐欺の被害で、頭を抱えているオーナーも多いようです。クレジットカード決済ができるオンライン店舗のほとんどがカード詐欺被害に日常的に遭っているようです。

特に、カード詐欺などを防止するセキュリティサービスを完備していない店舗での被害はひどいようで、
ある店舗などは、月商約8,000万円で、一時なんとその4分の3(6,000万円!)が詐欺による決済だったようです。これでは商売にはなりません。

詐欺による取引は、被害に遭ったユーザー側には保険が下りるものの、店舗はまるまる取られ損になります。
たいていの店舗では、ユーザーからのクレームなど待たずに、自社で不審者の洗い出しをしています。(一度に同じノートパソコンを10台も購入するような明らかに怪しい取引を行う不審者)

詐欺に遭いやすいオンラインショップには明らかに共通点があるようです。

�@ 1商品あたりの単価が高いこと(単価が1万円より上だと狙われやすい)
�A 換金しやすい商品を取扱っていること(家電製品・ブランド品は狙われやすい、逆に食品・雑貨・書籍等は換金が困難または換金の手順が煩雑なので狙われにくい)
�B 価値が分かりやすい商品を取扱っていること(ノートパソコンや高級時計など誰にでも価値が分かるような商品は狙われやすい)

これらの条件に該当する店舗のオーナーや管理者の方は少しでも安全性を高める必要があります。

また、ユーザー側がカード詐欺に遭ったことに気付きにくい理由として、
�@ 「実際に購入した店舗名」と「カードの明細に表示される名称」が異なっていることがあること
�A 決済が行われてから、請求までのタイムラグが2ヶ月程度あること

この2点があるようです。

頻繁にカードで買い物をする人なら、よほどの大きな金額でない限り、ついつい見落としてしまいがちです。

店舗側もユーザー側もクレジットカードによる買い物には多少なりとも注意が必要です。
便利だからといって安易に使い過ぎてはいけないということですね。

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