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2011年03月18日 山口 パチンコ店の地震義援金盗もうとした男逮捕

東日本巨大地震の義援金を盗もうとしたとして、山口県警防府署は16日、防府市台道、無職の男(57)を窃盗未遂容疑で逮捕しました。

発表によると、男は同日午後1時25分頃、市内のパチンコ店に設置された現金6万724円が入った募金箱をかばんに入れ、盗み出そうとした疑いです。
犯行に気付いた男性店員が取り押さえ、駆け付けた署員に引き渡しました。
「お金を取ろうと思った」と容疑を認めているということです。

募金箱は12日に設置され、店内のカウンター前のテーブルに粘着テープで固定して置かれていました。
<読売新聞3月16日(水)20時43分配信より>

盗んでも良い物なんてありませんが、盗むにしても何を盗むかはもう少し考えろと言いたくなるような事件です。
募金箱が置かれていた詳しい状況は分かりませんが、おそらくカウンターなどの目立つ箇所に置かれ、付近は人の出入りも多いでしょうし、パチンコ店ですから店内に防犯カメラも設置されていた可能性が高いと思われます。

それでも募金箱を盗み出そうとした泥棒の心理は不明ですが、1万円札が数枚見えて、これは盗みたいと衝動的に考えたのかもしれません。
パチンコ店1店で、募金箱を設置して4日で6万円余りの義援金が集まったということですから、多くの人の善意を踏みにじるような犯罪です。

現地でも物資の略奪行為や暴動などは起こっていないようですが、ごく数人が引き起こした窃盗被害が発生しています。
犯罪者はTPO(時、場所、場合)に関係なく犯罪を犯す者です。
このような事態だと大丈夫、この場所からは侵入されないだろう、ここは安全だなどという少しの油断が大きな被害を被る危険性があります。
十数メートルにも及ぶ津波の被害は個人の力だけではどうしようもありませんが、悪意を持つ犯罪者、つまり人の犯行は人の手によって防ぐことはある程度可能です。

殺傷目的や誘拐などの凶悪犯罪は別ですが、侵入・窃盗目的の犯罪者に対しては事前の防犯対策を実施することによって犯行を抑止することができる場合が多いと言えます。
防犯センサーによる侵入防止、防犯カメラの監視による犯行抑止など様々な対策があります。
どの対策を採用するかは、現場の詳しい状況やお客様の要望などに応じてシステム構築します。
防犯診断の実施によって、その家・事務所の弱点を明らかにすることも可能です。
ぜひご検討下さい。
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