防犯ブログ

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2006年04月21日 全国で教職員の親を狙った「オレオレ詐欺」多発。

 「先生が生徒を殴ってけがをさせ、保護者が怒っている。このままでは警察ざたになる」
教職員の親を狙った「振り込め詐欺(オレオレ詐欺)」が全国で多発しています。
佐賀県伊万里で未遂になった電話での様子をご紹介しましよう。

ある日午前11時40分ごろ、男性宅に男の声で「娘さんが小学校で生徒にけがをさせた。和解できなければ逮捕される。示談金350万円のうち155万円を娘さんが用意しているので残りの195万円を準備してくれ」と電話があった。続いて電話口に娘だという女が出て「すまんことをした」と泣き声になった。

この場合、声質を怪しく思った男性が、実際に同市内の小学校教諭である娘に連絡を取り、詐欺被害を未然に防ぐことができました。男性は元教諭で、同様の詐欺事件が多発していることも新聞報道で知っていたということで、何よりでした。

全国で多発している詐欺事件も、こんな連絡をして示談金を要求するケースがほとんどです。示談金支払いの理由は怪我をさせた、わいせつ行為をした、盗撮した、交通事故を起こしたなどです。

●弁護士、教育委員会、学校長、被害を受けた生徒の保護者、そして泣きじゃくる本人など、複数の人物が交代で電話に出るのが特徴。
●銀行や郵便局に着いたらあらかじめ知らせた番号に電話するよう指示したり、振込先に関東圏の銀行口座を指定したりすることも多い。
●被害者は約9割が女性で、大半が50〜70歳代。
●電話は昼間にかかってくることが多い。
●電話を受けた家族が本人に確認を取ろうとしても、本人の携帯電話に犯人側が電話をかけ続けて確認が取れないようにするケースもあり、手口は巧妙化している。

教職員名簿を入手した同一犯行グループの仕業ではないかと思われます。 

手口はどんどん変化していっています。多くの登場人物が入れ替わり、動揺している心につけいります。
ご注意をお願いします。

オレオレ詐欺対策 【防犯泥棒大百科

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