防犯ブログ

  • 侵入手口
2009年05月21日 トラック、シャベルカーなど運送会社より重機窃盗のロシア人

泥棒が盗む物も、現在は様々。でも小さな「物」というイメージがある方が多いのですが、実際にはそうではありません。
大きな物で盗まれているモノというと、「重機」があります。
建設用重機。シャベルカー、大型トラックなどが盗まれるのです。

●重機を狙ったロシア人逮捕 新潟県警
大型トラックを狙って盗んだとして、新潟県警捜査3課と新発田署、山形県警などは20日、窃盗の疑いで、ロシア国籍の自称、中古車販売業のK容疑者(30)=新発田市上館=を逮捕した。K容疑者は「盗んでいない」と容疑を否認している。

 新発田署の調べでは、昨年11月24日から25日にかけ、山形県酒田市の運送会社の駐車場から大型トラック2台とショベルカー1台(時価総額計約1900万円相当)を盗んだ疑いが持たれている。

 同署によると、昨年10月上旬から今年4月下旬にかけ、新潟県や宮城県など7県で大型トラックが盗まれる事件が計26件発生。被害はトラック30台(時価総額計約2億2000万円相当)に上っており、同署はK容疑者の関与を追及するとともに、余罪や共犯者についても調べている
(5月21日産経新聞より引用)

盗んだトラックやシャベルカーをどうするのか?というと、
1)海外へ輸出。部品にばらして輸出することも。海外では日本製品は「丈夫で長持ち」と人気。
2)ATM破壊やATMごとの窃盗など別の犯罪に使用する。

運送会社の場合、トラックが盗まれてしまうと、翌日の営業にも支障が出て大きな問題になります。
建築現場でも重機がなくなれば、即作業停止、納期にも大きな支障が出ます。
どちらも、高額なトラックや重機が屋外の誰でも近づける駐車場などに留められている、という部分が防犯面では問題になります。
「まさかトラックを盗むなんて・・」なんていう考えはもうないと思いますが、やはりまだまだ建設現場や運送会社の防犯対策が不備の状態であることが犯罪が継続している原因であると思います。

現在はこうした屋外に置かれているものが狙われる時代です。
金属盗難などで、屋外に放置されている廃材まで盗まれる時代なのです。
防犯対策としては、「敷地の中に入れさせない」ということが大切です。
そのためには「外周警備」を行います。
外周警備は赤外線センサーやフェンスセンサーなどで行うのですが、センサーの性能、施工技術により効果や機能が大きく変わります。特に赤外線センサーは、木の葉や鳥、小動物などの影響を受けない4段ビーム型にするか、2段ビームを組み合わせて使用するなどを検討することが大切です。
又、施工や光軸調整の技術がきちんとしている防犯業者を選ぶことが大切です。
外周警備システム

又、見える自主機械警備システムと連動させると、赤外線センサーが働いた時点で、画像で現場状況がFOMA携帯電話に送信されてきます。リアルタイムの動画ですので、現場で何が起きているのか確認することができ、より安心です。
もちろん同時に、ベルやサイレンを自動で鳴らすのですが、映像を見ながら携帯電話からの遠隔操作も可能です。
集音スピーカーを使用して携帯電話から現場の音を聞いたり、「コラー、何している!!」と声で威嚇することもできます。
又気になるトラックの状況など、見たいときにいつでもカメラの映像を携帯電話で見て確認することができます。
見える自主機械警備システム

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