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2011年12月08日 中国 肉目的で犬泥棒 冬はよく売れる

江蘇省南京市六合公安分局程橋派出所の警察官が程橋街道荷花路華聯スーパー付近をパトロールしていた折、前後のナンバー・プレートがともに白紙で遮った1台の不審な銀色セダンを発見し、近づいて尋問しようとしたところ、車内にいた4人は直ちにクルマを急発進しようとしましたが、警察官に止められました。
トランクのなかには死んだ犬、犬を殺すための毒薬などがみつかりました。

容疑者4人は、「冬場に入り、犬肉の売れ行きが良く、犬を盗むために金を出し合ってクルマを購入した」と自供しています。
10月以降、4人で郊外の農村を回り、毒薬を仕込んだ骨で犬10匹を殺し、1000元あまりを手に入れています。
容疑者の4人は六合公安当局により法に基づき拘留されています。
<毎日中国経済11月22日(火)16時28分配信より>

犬肉というのは日本ではあまり馴染みがありませんが、中国では食用とされている種類もあるようです。
犬の色によってうまさが違うという情報を耳にしたことがありますが、狙われやすい犬の種類もあるのでしょう。

この手口が日本にも流行し、犬肉のために大量の犬が殺されたり、盗まれるという事件が起こる可能性は少ないと思われます。
しかし、海外のニュースだから日本では関係ないとは言えないものも多くあります。

海外でうまくいった日本ではあまり知られていない手口をもとに、日本に出稼ぎに来る犯罪者が多いとも言われています。
知られていない手口だからこそ、その対処法、対策も進んでおらず、簡単に成功することがあるという理由でしょうか。

日本という国は、突然の事態や予測し得ない事態というのに慣れていない分、思わぬ被害に遭いやすいようなイメージがあります。
平和ボケというのは言葉が悪いですが、国民の9割以上が、自分や家族が犯罪に巻き込まれることはない、と根拠のない自信を持って過ごしているように思います。
日々犯罪のニュースを目にしますが、とても犯罪が身近な問題だと考えている人が多いようには思えません。

例えば、一般住宅で、鍵の施錠だけの状態で外出し、家に帰っていたら数百万円もの現金が盗まれてびっくり、という類似の事件を多く目にします。
他の国では考えられない危機管理、危機意識ではないでしょうか。
施錠しているだけの状態で、数百万円もの現金を置いて無人状態になるというのは、普通に考えればかなり危険だと思います。
泥棒に入られたら一発で終わりです。
それが自分の問題として意識していていない人が非常に多いように感じいます。

これまでは平和だったからよかったかもしれませんが、いつ自分が被害に遭うかもしれない時代です。
少なからず危機意識を持ち、自衛の対策を講じるべきでしょう。
そうでなければ犯罪者のカモ、絶好のターゲットになるだけです。

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