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2012年01月23日 千葉 振り込め詐欺が激増757件、被害約17億

県内各署の署長や県警本部の幹部を集めた今年初の署長会議が17日、千葉市中央区の県警本部で開かれました。
鎌田聡本部長は、昨年被害が激増した振り込め詐欺事件に対する取り締まり強化を最重要課題に掲げ、「県民の体感治安向上のため組織一丸となってほしい」と呼びかけました。

昨年、県内では振り込め詐欺の発生件数が757件に上り、一昨年に比べ激増しました。
キャッシュカードをだまし取られ、現金を引き出される窃盗被害額まで含めると、実質的被害額は約16億8000万円に上っています。

訓示で、鎌田本部長は「自治体と連携し高齢者の心に訴える啓発活動の推進や金融機関との連携強化を行う。集中取り締まり体制の早期確立など、抑止と検挙の両輪で振り込め撲滅に取り組んでほしい」と述べました。
<毎日新聞1月18日(水)11時29分配信より>

全国的には一時のピークを過ぎ、件数としては減少していると感じていました。
千葉県では件数として増加しているようです。
1件当たりの被害額は平均200万円以上という計算になりますから、泥棒などの被害に比べてもかなり高い金額だと思います。
その他の犯罪件数も含め、件数としては減っているものの、手口がより巧妙化し、1件当たりの被害額は増えているかもしれません。
万が一の被害に備えて、事前に対策を講じる、日頃から危機意識、防犯意識を強く持つことが重要です。

詐欺というのは、自分は用心深いから大丈夫、だまされることはない、と日頃から強く考えている人もだまされることがあります。
犯罪者の巧みな話術や突然の事態に、混乱して正常の判断ができなくなる、またはできなくなるように追い込むという手口もあるのでしょう。

お金を要求されれば怪しいと考え、自分だけでなく警察などに相談することを心がけましょう。
例えば、誰かが怪我をした、怪我をさせてしまったのですぐにお金が必要だという振り込め詐欺の手口がありますが、現実的に病院側や被害者の方がすぐに現金を要求する、必要になるということは少ないでしょう。
手術費用や入院費用などは退院後、支払うのが普通です。
この普通の判断ができなくなるのが詐欺の特徴なのでしょう。
そうできないように巧く誘導されてしまいます。

警察への相談が大げさだと思う場合は、家族や信頼できる第3者に相談し、別の意見を聞くべきです。
その意見が自分とは違う意見だったとしても、聞くのはタダですから、聞いてから行動を起こしても遅くはありません。(犯罪者は今すぐに振り込んでくれと言うでしょうが、それでも誰かにすぐ電話して意見を求めましょう)
日頃から用心し過ぎて損をするということはないでしょう。
万が一の被害に遭い、それから後悔するよりもずっといいでしょう。

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