防犯ブログ

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2012年06月22日 狙うのは「防犯カメラのない駐車場」 カーナビ窃盗犯220件

兵庫、京都両府県でカーナビなどを狙って車上荒らしを繰り返したとして、兵庫県警などは20日、窃盗容疑で明石市魚住町清水のリサイクル作業員の男(25)=窃盗罪で公判中=と播磨町大中の会社員(25)=同=の両被告を追送検、捜査を終結したと発表しました。

県警は昨年2月~今年2月の犯行220件を裏付け、被害総額は約2100万円にのぼります。
2人は防犯カメラが設置されていない駐車場の車を狙い、ドライバーで助手席の窓ガラスを破る手口で犯行を重ねていたという。

追送検容疑は昨年5月、加東市内の病院駐車場で乗用車からカーナビ(約25万円相当)を盗んだなどとしています。
<産経新聞 6月21日(木)10時27分配信より>

カーナビ泥棒が狙うのは、やはり防犯カメラがついていない駐車場でした。
カーナビを盗むことに成功しても、自分の映像が記録されれば、犯人として捕まってしまう危険性が高まります。
それを避けるには、まず外から見てもすぐに分かる防犯カメラ設置の有無で判断するのが簡単です。

逆に考えると、防犯カメラが設置されているところは被害に遭わなかった、狙われなかったということが言えます。
これが事前の防犯対策の効果です。

防犯対策は犯人を捕まえることを第一とはしていません。(防犯カメラの映像から犯人を特定する、証拠として録画するという使い方もありますが)
犯罪者に狙われない、狙わせない、ターゲットにならないということが目的です。
防犯対策済みのところは、犯人自らのリスクが高まる為、避ける、狙われにくいという効果を期待したものです。

侵入及び犯行の成功の難易度は、防犯対策がされているかによって大きく異なります。
何も対策されていない、さらに無施錠となると、その難易度はかなり低いものになるでしょう。
逆に防犯センサーや防犯カメラが設置されていれば、侵入することも難しいですし(警報音で周囲に知られる)、映像が記録されれば自分の顔や身体が映る可能性が高まり、結果として犯行は失敗に終わるということになります。

この難易度を高める、難しくするのが防犯対策を行う意味でもあります。

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