防犯ブログ

  • 犯罪手口
2007年01月16日 非常に手の込んだ窃盗手口

目的のために周到な準備を行うというのは成功の秘訣です。
泥棒という人種?も、周到な準備を行うという意味では非常に優秀です。

今回ご紹介するのは、そんな中でも非常に手が込んだ窃盗犯。

千葉県の消防士35歳は、非番の日に自分の管内の空き家に放火。
当然、消防署に通報が入り、同僚は約8キロ離れた空き家火災に出動。
当直の3人全員が出動し、誰もいなくなった分遣所の仮眠室に窓ガラスを割って侵入。
耐火金庫を合鍵で開け、職員の親ぼく会用などに保管してあった現金7万8000円を盗んだというものです。

たしかに、消防署というのは常時人がいる場所です。
そこの金庫内に保管してあった現金を盗む・・という目的のためにわざわざ放火までして、同僚が全員出動していくのを確認してから侵入というのですから、手が込んでいるという域を越え、あきれるばかりです。

消防士が放火・・というと、火災を早く見つけて消し去るために放火していたというのが以前あったように記憶していますが、窃盗目的で放火というのは初めて聞きました。

いずれにしても火を消し去るのが使命の消防士が放火をしていたというのは嘆かわしい限りで、許せません。

放火は火災の発生原因のトップです。
昔、「火の用心。マッチ1本火事の元」といった見回りの声を良く聞きました。
今でも地域によっては地元の消防団などによる夜間の見回りをしているところもあります。私の弟も消防団員で、昼間別の仕事に従事しながら、夜しもやけだらけの手で「火の用心!!」と今でのやっていますので、特に今回の犯人に対して怒りを感じます。

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