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2023年09月29日 社員の弁当から40人分のエビフライを盗んでいた女性 防犯カメラで発覚して異動、その後・・・

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 それなりの規模がある職場では、ときに信じられないことをする「やばい人」が出てくることがある。栃木県の30代女性が働く職場では2年ほど前に、「お弁当のおかず窃盗事件」があったという。

 「会社の社食(お弁当)のおかずが一時期少なくなっていたことがあり、防犯カメラを調べてみると受取り係の中年女性がタッパーに入れて持ち帰っていました」

 というから驚きだ。編集部は、この女性に取材。前代未聞の出来事について詳しく話を聞いた。

 
 その会社では、社員は昼食時に業者に注文したお弁当を食べていた。40人ほどのお弁当がまとめて会社に届けられていたという。無くなったのは「メインにはなれないサブ的なおかず」だった。

 「ハンバーグ弁当であれば、メインのハンバーグではなく付属のエビフライ、唐揚げなど。違和感がないように同じものを40人分盗んでました」

 バレないようにすべての弁当から抜き取っていたのだからタチが悪い。これが「週2~3日、およそ3か月」続いたという。

 しかしあるとき、時折おかずが減っていることを不審に思い始めた人たちがいた。

 「その業者が届けてくれるお弁当の広告の写真と、同じ弁当を見比べた時に写真と違うこと、前より少なくなっていると感じた人たちからの声で調査が始まりました」

 さすがにメインではなくてもエビフライが無くなっていたら気付くだろう。決め手は、弁当の受け取り場所になっている倉庫につけられた防犯カメラ映像だった。

 「あまり人がいないので盗みやすかったと思います」と女性が語るように、中年女性は弁当を受け取ると、何食わぬ顔でせっせとタッパーにおかずを詰めていたのだ。その中年女性は既婚者で子どももおり、夫は関連会社で勤めていたという。タッパーで持ち帰ったおかずは夕食に出していたのだろうか。

 

 しかし、会社としては大ごとにしたくなかったため注意と別部署への異動という比較的軽い処分になった。ところが中年女性はこれに懲りず、異動先でも文房具を私物化したり、社内PCで私用のネット予約をしたりなど問題行動を繰り返していたという。

 「消しゴムや鉛筆など自宅に持って帰り子どもに使わせていました。他にもハサミやテープなど、私物にするために持ち帰っているものが多数ありました」
 「テプラで子どもの名前を作って持って帰っていったり、切手を横領したり......」

 これらは、やはり防犯カメラの映像で発覚した。

 「前科があったため、念のため社内にあるカメラを確認したところ備品室から盗んでいる姿が確認できました。切手の減るスピードが早かったので不審に思ったのもあります」

 社内の従業員たちはこの騒動をどう受け止めていたのだろうか。

 「見た目が派手な人だったので、防犯カメラ映像をみてなるほど......といった形でした。本人は証拠映像があると言っても何もしていないの一点張りだったので呆れていました」

 度重なる窃盗ですっかり信用を失った中年女性。結局、「懲戒解雇になりました」と最悪の結末になってしまった。一つ一つは小さなことでも、他人の物を勝手に盗れば立派な犯罪だ。

 社内に防犯カメラがあると分かっていてこうした行動をしてしまうのも理解に苦しむところだが、認識の甘さが招いた結果だったのだろう。

 キャリコネニュースでは「職場のやばい人」をテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ENOH15A5

<7/5(水) 17:22配信 キャリコネニュースより>

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 社食(弁当)のおかずの一部(エビフライ40本)を定期的に盗み、家に持って帰っていた女性の話です。

 窃盗行為はしていたものの、逮捕されたり、起訴されたりはしていないので犯罪者扱いせずに、記事では「女」ではなく、「女性」という表記になっているのでしょうか。

 防犯カメラの映像でおかずを盗んでいる姿が確認され部署異動になったものの、その後消しゴムや鉛筆などの備品を大量に持って帰る姿が再び防犯カメラに映っていたということで、懲戒解雇という最悪の結末を迎えてしまいました。


 おかず、消しゴム、鉛筆、ハサミ、テープ、切手などを得た代りに、最も重要だと思われる「仕事」を失ってしまいました。

 これから得られるはずだった給与、賞与、退職金などを考えると、あまりにも割に合わない成果です。

 まさか本人もクビになるとは思っておらず、軽い気持ちで始めた犯行だったのかもしれません。

 最初のおかずの件で異動になった時に考えを改めるべきでした。


 

 会社側としては問題のある社員を辞めさせることができたのは大きなメリットでした。

 それに貢献したのは防犯カメラです。

 社長や上司などが業務時間中、社員を常に監視することはできません。それを防犯カメラが補完してくれるのです。

 それだけでなく、犯行の証拠としても役立ちます。

 今回の事件のように女性が知らないとしらを切っても、証拠としての映像があれば、罪に問うことまではしなくても、辞めさせることはできます。

 

 5年以上勤めた契約社員や嘱託社員も希望すれば無期雇用に変更となり、正社員と同様に、簡単には解雇できなくなります。

 明らかに問題はあるが、会社としては辞めさせることができずに困っている社員はどこの会社にも存在します。

 問題のある行為や言動の証拠を防犯カメラでつかむことができる可能性があります。

 

 防犯カメラの存在によって、その他の社員にも適度な緊張感を与え、犯罪への抑止効果を発揮し、安定した成果につながるかもしれません。

 また、犯罪行為(暴力行為、窃盗行為、恐喝など)から他の社員の身体・財産を守ることもできますので、色々な面で役に立つことは間違いないでしょう。

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