防犯ブログ

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2007年08月30日 名古屋市民 犯罪の不安「感じる」8割超え

名古屋市が実施したインターネットによる市民アンケートによると、
日常の暮らしの中で犯罪に遭う不安を感じている人が8割を超えていることが分かりました。

アンケートは、市制に関心のある500人の市民モニター(市内在住の18歳以上)を公募して6月に実施されました。
452人(90.4%)が回答しました。

日常生活での犯罪への不安について、
「ある程度感じる」63.1%、「かなり感じる」18.1%と、合わせて81.2%に上りました。
一方、「あまり感じない」18.2%、「まったく感じない」0.2%でした。

「不安を感じる」と答えた人に、どんな犯罪に対する不安かを聞いたところ(複数回答)、最も多かったのは
・「空き巣、忍び込みなど住宅」(65.5%)
・「車上ねらい、ひったくりなど屋外で発生する犯罪」(62.4%)
・「通り魔、強盗、恐喝など身体に危害を及ぼすような犯罪」(50.9%)
と続いています。

一方、犯罪のない安全なまちづくりに必要な自身の取り組み・対策については、
・「一人一人の防犯意識を高める」(66.4%)
・「道路等公共の場所に、地域で防犯灯、防犯カメラ等をつける」(56.9%)
・「地域内の危険箇所の点検を行う」(32.7%)
と続いています。

また、地域の防犯活動に対して、行政に支援してほしい点については、
・「防犯灯・防犯カメラへの設置助成」(74.3%)
・「犯罪の発生状況の情報提供」(50.4%)
・「防犯パトロールへの警察官などの同行」(42.7%)
と続いています。

名古屋だけではなく、他の地域でアンケートを実施しても、同じように犯罪に不安を感じる人が多いと思われます。
先日発生した愛知県の拉致事件の影響で、さらに犯罪の不安を感じる人が増えているでしょう。

アンケートにはありませんが、何らかの防犯対策を行っていますか?
という問いがあったとしたら、意外に何もしていない人が多いのではないでしょうか。
不安は感じていても、実際に、自分や家族、友達など身近な人が犯罪の被害者になるということを想定している人は少ないようです。

「防犯」という言葉が広まり、防犯カメラ設置への理解度も高まり、数年前と比べて全体的な防犯意識は高まっています。
ただ、自分が被害に遭うことは「万が一」ぐらいにしか思っていない人がほとんどでしょう。
被害に遭わない為の予防対策はできていますか?

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