防犯ブログ

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2006年08月30日 振り込め詐欺に民間私書箱が利用。注意が必要です。

まだまだ被害額が多い「振り込め詐欺」ですが、その現金を金融機関に振り込むのではなく、民間の私書箱に郵送させるという手口が急増しています。

民間の私書箱に一端郵送された封書を、バイク便で別の民間の私書箱に運んだり、「○○駅前」「○△コンビニエンスストア前」などといったところに持ってこさせるということで、警察の捜査を掻い潜ろうというものも多発しているようです。
周囲に警察官がいる場合には、場所を変更する場合もあるとのことです。

現在の民間私書箱(私設私書箱)は、契約時に氏名や連絡先を原則記載はするもの金融機関のように厳しく本人確認などもしていません。

民間私書箱はインターネットオークションや通販を利用する人も自宅住所を知らせたくない理由で活用しているので、全てが振り込め詐欺グループが使用しているのではありませんが、警察庁、経済産業省、総務省は29日、身分を明かさずに利用できる私設私書箱や電話受付代行が振り込め詐欺などの温床になっているとして、新たに規制対象とすることを決定しました。

2007年通常国会に提出する犯罪収益流通防止法案(仮称)に盛り込み、顧客の本人確認や犯罪の疑いがある場合の届け出を義務付けます。

「振り込め詐欺」の手口はどんどん進化・変貌していっています。
オレオレ・・といってお年寄りに電話をしていたのから数名の人間による寸劇じみたもの、その理由もさまざまです。

私書箱に送金となると「振り込め詐欺」の名称では なんか違和感を覚えます。

個人情報を入手してその人の家族情報や職業を盛り込んでストーリーを綿密に作っているので、そういう被害が多発しているということがわかっていても騙されてしまう・・・
「家族を想う心」を悪用している卑劣な犯罪です。

「身に覚えのない請求は無視する」
「必ず本人と連絡が取って確認する」
「折り返し確認の電話を入れる、と冷静に言い返す」
「警察や身近な人に必ず相談する」

こうしたことを徹底いただくしかありません。

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