防犯ブログ

  • 侵入手口(店舗)
2010年06月24日 札幌 百貨店の宝飾売り場から1500万円相当の商品盗まれる

24日午前9時半ごろ、札幌市中央区南1条西の百貨店「丸井今井札幌本店一条館」の8階宝飾品売り場で、高級腕時計や宝石類が盗まれているのを出勤してきた店員が見つけ、110番しました。
札幌中央署は窃盗事件として捜査しています。

同署によると、盗まれたのは高級腕時計三十数点(1500万円相当)と宝石類。
売り場近くの壁に穴が開けられていたほか、窓ガラスやショーケースが割られていました。
<6月24日16時30分配信 時事通信より>

売り場の壁には直径40〜50センチの穴が開いており、大通館につながる連絡通路の天井の窓ガラスも割られ、そこからザイルが垂れ下がっていたということです。
警備員が前日午後9時半ごろ巡回した際には異常はなかったということですから、その後の犯行ということでしょう。

百貨店の防犯対策ともなれば、警備員の常駐、防犯カメラシステムの完備、万引き防止器の設置など相当高いレベルのセキュリティシステムが導入されていると思われます。
そうなると、普通の侵入手口・方法では成功しない確率が高くなります。
泥棒側も工夫し、壁を破って侵入するという大掛かりで特殊な手口を選択することがあります。

また、防犯カメラなどに映像が記録されることも承知の上での犯行ということが多いでしょう。
これは、犯行がうまくいけば高価な貴金属類、今回のように1千万円を超えるものを盗むことができるからです。
貴金属店やパチンコ店、金融機関など高価な商品や大金を保管しているところは、防犯対策(防犯センサーや防犯カメラシステム)をしているから安心、大丈夫とは言えない場合があります。

向こう(泥棒)も多少の危険性(リスク)は承知の上での犯行ですから、より強力で効果的な防犯対策が必要となります。
そうでなければ、犯行を防ぐこと、被害を最小限に留めることは難しくなります。
この場合、侵入者が発生した時点で防犯カメラで映像を記録する、ベルを鳴らすなどの受け身の防犯対策では犯行を防ぐことが難しいでしょう。
強制的にそれ以上の犯行を続けられないようにする対策が有効になります。

人体には無害の煙を噴射し、泥棒の視界を遮断します。
犯行を継続しようにも何も見えなくなってしまえばどうしようもありません。
壁破り対策システム

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