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2012年09月13日 トイレ貸して下さい 高齢者宅に上がり込み窃盗

「トイレを貸して」と高齢者の家に上がり込み、窃盗を繰り返していたとみられています。

神奈川県小田原市の中学3年の少年(15)ら2人は先月、80代の男性に「おなかが痛いので、トイレを貸してください」と頼んで家に上がり込み、現金4万6000円と貯金箱など、合わせて16万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

取り調べに対し、2人は「高齢者なら気づかれても逃げられると思った」と容疑を認めています。
周辺では、2人が訪ねた高齢者の家から金庫や財布などがなくなる被害が相次いでいて、警察が関連を調べています。
<テレビ朝日系(ANN) 9月12日(水)19時37分配信より>

高齢者宅にトイレを借りて家に上がり込み、隙を見て金品を盗むという手口は以前にも紹介しました。
今回逮捕された2人が2人一組で犯行を行っていたのか、それぞれ別々に犯行を行っていたのかは分かりませんが、高齢者を狙っての犯行というのは共通しています。

おなかが痛いのでトイレを貸して下さい、と知らない人が訪ねてきたら、普通は家に上げて、トイレに貸すものでしょう。
怪しいと感じたら、用心の為にトイレを貸さないという人はなかなかいないでしょう。(断りにくいものです)

高齢者に対して、むやみに人を家の中に入れないようにしようとか、何か気をつけようと伝えていても、それを実行できない場合も出てくるでしょう。
1人暮らしの場合は特にそうだと思います。
他のご家族が離れて暮らす場合、とても心配だと思います。
健康面は当然ですが、お金の管理や食事の問題もあります。

今回の事件のように現金が盗まれる場合、他にもキャッシュカードから預金が引き出されるという事件も発生しています。
相手が高齢者となると、犯罪者側は盗みの相手としては楽な相手と考えるでしょう。
声を聞かれたり、顔を見られても、自分だと特定できないだろう、追いかけられても余裕で逃げられる、仮に捕まっても簡単に振りほどいて逃げ出せる、と考えるはずです。

この場合、ご家族の方が何とかサポートしてあげるしかありません。
防犯カメラや緊急呼出システムなどを設置し、万が一の事態に備え、また、犯罪が犯しにくい環境にもなります。
防犯+介護福祉の面でのシステム導入も検討されるのはいかがでしょうか。

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