防犯ブログ

  • 犯罪手口
2006年04月28日 気の弱い店員の日狙いコンビニ商品・売上を盗む。店員怖くて言い出せず

「気の弱い店員の日狙う」 少年9人逮捕、店は閉店

コンビニエンスストアの強盗に関して、犯人は下見時に自分より弱そうな店員の日がいつなのかを調べてその日に犯行に及ぶという話を聞いたことがあります。

実際にコンビニエンスストアにて発生した窃盗事件に関して、共同通信に掲載されていましたのでご紹介いたします。

警視庁少年事件課は28日までに、集団でコンビニに押しかけ品物や売上金を盗んだとして、窃盗の疑いで東京都練馬区の無職少年(16)ら15−16歳の少年9人を逮捕しました。
少年らは「気の弱そうな店員のいる日を狙った」と話し、同じ男性店員(27)が勤務する木曜日の夜ばかりを狙って、昨年8月ごろから数十回の犯行を繰り返していました。

男性店員が見て見ぬふりをするのをいいことに、売上金や酒などを持ち出したり、店内で好き勝手に商品を飲み食いしたりするなどしていました。
男性店員は「怖くて言い出せなかった」と話しているという。店は今年3月、営業不振で閉店に追い込まれた。(共同通信) - 4月28日より抜粋

コンビニエンスストアは深夜まで営業をしているため強盗などの犯罪に遭いやすいのですが、防犯対策としては、
●店員は複数名配置し、特に深夜時間帯(午後10時〜午前7時)単独の時間を作らない。複数名での売り場勤務を実施する。
●全てのお客に対して必ず顔を見て挨拶(声かけ)の徹底。「犯罪を計画して下見をする時に顔を見て挨拶されたので犯行をあきらめた」という捕まった犯人の声もあり、防犯効果が高い。挨拶は店舗が明るいイメージとなり、販売促進効果にもつながります。
●強盗を絶対に出さないといいう姿勢を明確にするべく「コンビニ強盗排除宣言」などのポスター・ステッカーを目立つところに貼る。
●防犯カメラを設置し、録画する。犯罪に遭った場合にはその映像を警察に提出して犯人逮捕につなげる。

などがあります。この店では防犯対策としてどのような対策を採っていたのでしょうか?
いずれにしても毅然とした態度がないと、今回のケースのように犯罪者は弱みにつけ込みエスカレートします。
経営者の方は、曜日によって売上が極端に悪いなど、何らかの結果が出ていたわけですからその原因分析をもっと早くしておくべきではなかったかと思います。

コンビニエンスストアの犯罪と対策は「防犯泥棒大百科」にも詳しく掲載しているのでご参照ください。
http://www.hanzai.net/topics/conv.htm

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