防犯ブログ

  • 泥棒小話
2006年11月04日 家財一式どこにいったの?

家に帰ったら家財道具一切何もなかった・・・なんてことがあったらどうしますか?
実際に数日前に神戸で起きた話です。
男性は家に戻ってきて電化製品、家財道具一切何もなくなっている我が家に一瞬何が起きたのかわからなかったということです。

実際には、神戸市が入院中の男性宅の引越しを引越し業者に委託したのが、誤って別の家を行ってしまったというお粗末な話でした。
依頼した神戸市職員は別の仕事のため引越しに立ち会わず、男性からの通報で間違いに気付いたものの既に家財道具の一部は販売されてしまっていました。

しかし、この話を聞いて、以前ニューヨークで実際に起きた泥棒の話を思い出しました。

ニューヨークのあるミュージシャン。ことの始まりは、ミュージシャンがマンションの駐車場に止めておいた新車が盗まれたこと。ところがこの乗用車はすぐに元に戻ってきます。

中にはミュージカルのチケット2枚と一緒にお詫びの手紙が添えられていました。
「昨日は急用で貴方の車を無断で拝借して大変申しわけなかった。お詫びにコンサートのチケットを送るので受け取ってほしい。」

ミュージシャンは喜んで奥様と二人連れ立ってコンサートに出かけていきました。

そして、コンサートが終わり、意気揚揚と自宅に戻ってきた二人の目に飛び込んできたのは「まったく何も無くなった我が家の姿」でした。
ごみ一つ落ちていない、本当に何もなくなってしまった建物にしばらくの間声も出せなかったといいます。
「やられた!!」とミュージシャンが気付くのに数分の時間が必要でした。

なんて容易周到な犯罪でしょうか!
まるで映画のワンシーンのようですよね。
わざわざ車を盗んで、それを戻すときにコンサートのチケットを入れて、不在にさせる。
何時にコンサートが終わるかまでわかっているのですから、家具までゆっくり運び出せたのもわかりますよね。

新婚旅行中にごっそり・・といった事例もあります。
どんなときでも、泥棒にはご用心ということです。

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