防犯ブログ

  • 犯罪手口
2007年08月24日 ゴルフ場の「ロッカー荒らし」

ゴルフ場のロッカーからカードを盗み現金を引き出したとして、吉川署は23日までに、窃盗の疑いで、
東京都江戸川区の無職男(44)=同罪で起訴=を逮捕、余罪を越谷区検に追送検したとの新聞記事がありました。

6月16日、吉川市吉屋のゴルフ場で、プレー中の越谷市の男性会社役員(61)の貴重品ロッカーからキャッシュカードなどを盗み出し、
銀行のATM(現金自動預払機)から計130万円を引き出すなどした疑いです

男は7月まで同ゴルフ場にロッカーを納入していた横浜市の会社に勤務。
ロッカールームで盗み見た暗証番号をもとに貴重品ロッカーからカードを盗み出し、現金を引き出していました。
犯行後はカードを戻し、発覚を遅らせていたということです

■偽造カード・盗難カードによる被害に遭わないための対策

平成17年1月から19年6月にかけて同様の手口で17件の犯行を繰り返し、被害総額は計約1120万円に上るとみられています
以前ゴルフ場の従業員がぐるになって、ロッカー内に防犯監視カメラを設置し、ロッカーの暗証番号を盗み見て、
プレー中にカードを盗みお金を引き出す・・といった手口がありました。
今回もそうですが、銀行カードの暗証番号をロッカーなどの暗証番号と一緒にする人が多いことが、
こういった犯罪が成功する確率を上げています。

最近はインターネットの会員なども含め暗証番号を設定することが多く、覚えきれないとのことから
同じ番号を使用する人が多いようですが、こうしたことがインターネットカフェで暗証番号を盗まれたりといったことにも
つながっています。

講演会で「この中で自分のお誕生日にしている人」と聞くと、100名中2名くらいがまだ手を上げられます。
カードの番号如何では、不正に引き出されても銀行側の補償は一切無しということになりますので注意が必要です。

・暗証番号の管理を厳重にする。
・生年月日、自宅・勤務先の電話番号、住所又は車のナンバーなど他人に推測されやすい番号を暗証番号に設定しない。
(被害のうち約4割が生年月日又は生年月日から推測可能な番号)
・暗証番号は定期的に変更する。
・ロッカーの暗証番号にキャッシュカードの暗証番号を使用しないこと。(ゴルフ場、サウナ、フィットネスクラブ等)
・暗証番号をその他のサービスを受ける時に使用しない。
・全てのカードの暗証番号を同じにしない。
・暗証番号をキャッシュカードに記載しない。また記載した紙を一緒に保管しない。
・ATM操作中、のぞき見されないように周囲を確認すること。又、手で暗証番号を入力する部分を隠して入力する。
・他人に暗証番号を教えないこと。警察官や銀行員を装って電話で確認する詐欺もあるので注意する。
警察官や銀行員が暗証番号を聞くことは絶対ありません。
・金融機関や警察などを装って電子メールを送信し、偽のホームページにアクセスさせ、
金融機関で使用する暗証番号やパスワードを入力させる詐欺行為もあり注意する。
心当たりのないメールには安易に対応しない。
・キャッシュカード、クレジットカードの管理を厳重にする。
・キャッシュカード、クレジットカードは携帯し、紛失していないかこまめに確認する。
机の中やタンスの引き出しなどに放置しない。但し、長時間体から貴重品を離す時間があらかじめわかっている場合や、
繁華街などに外出する場合にはセキュリティの高い金庫などに保管し外出する。
・他人にキャッシュカード、クレジットカードを渡したり、見せたりしない。
・クレジットカードでの精算の場合、目の前でCATに通してもらう。
・クレジットカードは信用のできる店以外では使用しない。特に海外や繁華街では使用に注意する。
・不必要に多くのカードを保有しない。貯蓄用口座のキャッシュカードは作らない。
・古いキャッシュカードの場合カード自体に暗唱番号が書き込まれている場合があるので、新しいキャッシュカードに交換する。
・カードそのものが盗まれた場合はもちろんのこと、空き巣や車上荒しの被害に遭ったがキャッシュカードやクレジットカードが盗まれなかった場合でも磁気データがコピーされている可能性があるのですぐに銀行に連絡する。
日曜日などでも連絡する方法があるので、事前に取引銀行に問い合わせをしておき、番号を控えておくこと。
セキュリティ機能が強化されたロッカー・貴重品ボックス

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