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2012年02月08日 消防服が狙われる? ネットで1着8万円!

中津市消防本部耶馬渓分署は7日、消防服など計16万円相当が盗まれたとして警察に被害を届け出ました。
県内各消防からは昨年11月以降、同様の被害が相次ぎ、今回で4件目。
一般人が着用しても罪には問われませんが、実用的意味があるとは思えず、関係者は「何のために」と首をひねります。

同本部によると、防火服、帽子、ヘッドライトなど一式を分署内の車庫の回転式収納ボックスに掛けていました。
5日午前8時半まではありましたが、7日朝の始業点検の際、ないことに気付いたという。

消防車出動時は服は外から丸見えのため、センサー導入を検討し、業者の見積もりを取ったばかりでした。

県内では昨年11月に国東市、12月に別府、竹田市で消防服などの盗難が判明。
いずれも意図は不明ですが、原価5万数千円の防火服がネットオークションで8万円近い値札が付いたケースもあり、各警察署とも「ネットオークションで売るなどあらゆる可能性も視野に、窃盗容疑で捜査する」としています。
<毎日新聞2月8日(水)16時44分配信より>

単なる個人的な趣味か、それとも転売目的の盗難か、どちらにしてもこのように狙われているというニュースが流れると、さらに犯罪者間での需要が高まり、さらに狙おう、もっと盗もうという流れになっていくように思います。
さらに消防服とは関係ないのない、例えば警察官やパイロットの制服など、制服が着目され、狙われ始めるというケースも考えられます。

自分はなれないけど憧れている職業というのもあるでしょう。
その制服を着てみたいという密かな欲望というか願望は誰しも持っているものなのかもしれません。
そこに狙いを定め、だったら売れるかもしれないと考えるのが泥棒を始めとする犯罪者達です。
一度狙われたら大変です。

以前、金属盗が大流行したことがありましたが、すべり台やマンホールなど金属なら何でもいいのか?と思うような物が次々と盗まれるということがありました。
あの時は、何がターゲットになるのか全く予測できませんでしたから、被害に遭われた方はさぞ困ったでしょうし、盗まれた物を聞いて驚いたのではないでしょうか。

それに比べると、消防服というのは今のところ分かりやすいターゲットと言えるでしょう。
被害に遭われたところでも防犯センサー導入を検討していた矢先に盗まれてしまったということですが、盗難対策としては立てやすいかもしれません。
導入を検討ではなく、速やかに導入していれば、このような被害に遭うことは避けられたかもしれません。

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