防犯ブログ

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2011年05月10日 広島 家電量販店で大量万引き

東広島署は6日、家電量販店からパソコンなどを万引したとして、窃盗容疑で、住所不定の短大生の男(27)らベトナム人の男2人を逮捕しました。
調べに対し2人は容疑を認めているという。

逮捕容疑は4月14日午後4時ごろ、別の男らと共謀し、福山市内の大型家電量販店からノートパソコンなど計6点(約79万円相当)を盗んだとされています。

2人は4月15日に、東広島市内の家電量販店から携帯音楽プレーヤーなど計31台を万引したとして窃盗容疑で逮捕されていました。
<産経新聞5月7日(土)7時56分配信より>

店内の状況は分かりませんが、ノートパソコンなど6点、携帯音楽プレーヤーなど31台を万引きしようとした犯人の大胆さに驚きます。
無謀な犯行なのでしょうか、それともそれが成功するかもしれないと思わせた店側の弱点などもあるのでしょうか。

店員が少なく、さぼっている、お客さんが多く店内が混雑している、防犯カメラが設置されていない、警備員の見回りがない、死角が多いなど万引き犯が狙うポイントがいくつかあります。
そのポイントを出来るだけなくしていくことが防犯対策の基本となります。
自分が犯人になった気持ちになって考えてみると、自分の家や店が狙われやすいかどうかが分かるかもしれません。
他の家や店と比較してみるとより分かりやすいかもしれません。

隣の家は防犯システムがついている、番犬がいる、常に人がいる。
一方、自分の家には防犯システムがついていない、番犬もいない、無人であることが多い。
単純に比較すると、どちらが泥棒に狙われやすいかが明らかとなります。
泥棒だって捕まりたくはありませんから、そうならないように慎重に犯行を行います。
余程金目の物があるという情報を持っているなど、特殊なケースを除けば、外見的なポイントで判断するでしょう。

それは、防犯システムや番犬の有無、人がいるかどうかということです。
これをクリアにすることで、より狙われにくい環境ができます。
防犯対策というものの多くは、泥棒、犯人を捕まえる為に行うものではありません。
泥棒に狙われにくくなる、そのような環境を造ることができた、となればそれで成功ということになります。

防犯カメラで映像を記録し、犯人を特定するというやり方はありますが、これはすでに何度か被害に遭い、犯人を捕まえたいという要望に沿ったもので、普通の泥棒の犯行は一回限りと考える方が普通です。
一見、受け身的な考え方にも映りますが、泥棒と被害者との関係を考えると、これがベターな対策ではないでしょうか。
泥棒について知ろう!(泥棒が狙いを定めるまで)

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