防犯ブログ

  • 放火・火災
2012年09月11日 奈良 ストレス発散で農機具小屋に放火

農機具小屋などに放火したとして、県警捜査1課や香芝署などは10日、非現住建造物等放火などの疑いで、住所不定、無職の男(43)を逮捕しました。
「ストレスを発散させるため放火した」と容疑を認めているという。

逮捕容疑は昨年9月29日未明、広陵町内の木造平屋建ての堆肥置き場の板塀に放火したほか、同30日未明にも、堆肥置き場の隣にある木造平屋建ての農機具小屋にも放火し、農機具小屋約18平方メートルを全焼させたとしています。

香芝署によると、男は今年6月27日、天理市内で窃盗容疑で逮捕され、放火についても供述したという。
<産経新聞 9月11日(火)7時55分配信より>

ストレス発散で放火被害に遭ったのでは、被害者の方は堪らないでしょう。
相手に何か恨みがある、証拠隠滅などの目的があるのであれば、まだ放火する理由として分かるのですが(本当は分かりませんが・・・)、ストレス発散目的で家に火をつけられるのは到底理解できません。
単なる自分本位、自分勝手な都合による犯行です。

窃盗と違って火災の被害は、その発生原因が様々です。
上記のような放火、自然発火、類焼・延焼、落雷によるもの、爆発の二次的被害などあります。
どれも発生する、被害に遭う可能性は低いかもしれませんが、その分もし被害に遭った時の損害、ダメージは窃盗被害の比ではありません。
建物全焼、隣の家に燃え移る、人命が奪われるという最悪のケースも考えられます。
窃盗被害の場合も、強盗で被害者が亡くなるという事件もありますが、火災で亡くなる場合より発生件数も頻度も少ないでしょう。

一度の被害でその後の人生を大きく狂わされる可能性(保険に入っておらず家を失った、家族が亡くなったなど)がある恐ろしい被害、災害です。
そのように考えるとその対策は必須だと思われます。
あの時、きちんと対策をしておけばよかった、という後悔では済まされない結果というのも考えられます。
そうならないための事前の火災対策の実施です。

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