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2016年02月10日 「捕まえてください」 万引き犯が警察に自首

スーパーで万引をしたとして、兵庫県警明石署は2日、窃盗の疑いで、明石市の無職の男(57)を逮捕しました。
同署によると、男は交番に「捕まえてください」と自首してきたという。

逮捕容疑は、1日午前11時半ごろ、同市内のスーパーで、スポーツ新聞1部(販売価格140円)を盗んだ疑い。

同署によると、同日午後2時ごろ、男が大久保交番(同市大久保町駅前1)を訪れ、「スーパーで新聞やおにぎり、イチゴ大福、カップ酒などを盗んだ」と話しました。
おにぎりなどは既に飲食しており、包装の袋などが周辺のゴミ箱から男の説明通りに見つかったようです。

同署の調べでは、男は1人暮らし。
「昨年末に仕事がなくなった。お金がなくなり、電気、ガス、水道を止められて万引を繰り返して生活していたが、もう続けられないと思った」などと供述しているという。
<神戸新聞NEXT 2月2日(火)8時14分配信より>

万引き犯と一口に言いますが、その犯行動機は様々です。

物を盗むという一種の病気の者もいれば、自分の欲望を満たすだけの犯行を行う者、お金を出すのがもったいないという考えの者、身内の気を引きたい者、そして生活苦から犯行を行う者。

今回、警察に自首してきた犯人は生活苦からの犯行です。

仕事を失い、電気、ガス、水道まで止められ万引きを繰り返して生活をしていたようです。

商品を盗まれた被害者である店側のことを考えると、加害者である犯人に100%の非があることは否めませんが、どうしても犯人への同情を禁じ得ません。

自分が同じ立場になったらどうするかと考えると、万引きなどの犯罪に走らないとは到底断言できません。

年金や補助金などの不正受給者が問題になっていますが、そのような人と働きたくても働くことができない人を一緒にはできないと思います。
楽して不正にお金を得ている人、本来はお金を得るべき人、不公平な世の中です。

マイナンバーの導入でそのような不正ができない、そうなればこのような犯罪を減らす糸口になるかもしれません。

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