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2012年07月20日 教室で生徒の財布盗む 高校教師逮捕

近江八幡署は19日、窃盗の疑いで、湖南市中央4丁目、滋賀県立八幡高教諭の男(42)を逮捕しました。

逮捕容疑は、12日午後2時半ごろ、近江八幡市堀上町の八幡高の教室で、担任している1年生女子(15)が机の上に置いていた現金約900円入りの財布を盗んだ疑いです。
容疑を認めているという。

近江八幡署によると今月、八幡高では生徒19人の財布やかばんから現金計約6万円が盗まれる被害がありました。
6日にあった成績データ入りUSBメモリー盗難について、男は関与を認める供述をしているといい、同署が調べています。

八幡高の教頭(57)は「事実であれば大変残念で、おわびのしようがない」としています。
<京都新聞 7月19日(木)22時39分配信より>

高校教師が教室で担任の生徒の財布を盗むという信じられない事件です。
よほどお金に困っていたのか、生徒が持っている高価そうな財布(時価約1万8千円、ブランド物でしょうか?)を転売しようと考えたのか・・・。

もうひとつ分からないのが、別の日に他の教師の所有物である成績データ入りのUSBメモリーも盗んだようです。
その教師を困らせようとしたのか、目的がよく分かりません。
窃盗事件として問題を大きくするだけで、自分の利益にはならないと思うのですが。

学校で窃盗事件が発生するだけでも大きな問題ですが、犯人が教師となるとその影響は計り知れません。
当分の間、生徒に対して、犯罪はいけないことだと教えるのは難しいでしょう。全く説得力がありません。
教頭先生のおわびのしようがないというのは正直なコメントでしょう。

人は環境に大きく影響を受けます。
何か悪い事をしても見つからない、ばれない、自分の犯行として特定されない、大きな問題にならない、という可能性が高まるほど、犯罪を犯してしまおうという気に傾いていきます。

冗談で、もし犯罪を犯しても、100%罪に問われない、ばれないとしたら何をするか?と話すことがあります。(テレビ番組でも時々あります)
多くの人が一度は妄想したことがあるかもしれません。
それを実行に移すかどうかが犯罪者としての境目ですが、環境はそれをさらにあいまい、あやふやにしてしまうことがあるのでしょう。

環境がそれ(犯罪)を許している、してもいいと言っている、環境のせいだ、と自分を正当化しようとする人もいるでしょう。
そういう環境にしないように気をつけないといけません。
会社であれば、従業員や関係者が商品や現金を盗まない、盗むことができないように、環境と業務体制を整えることでしょう。
仮に盗んでもすぐに誰が盗んだか特定できるようにしておくことです。
そうすることでそのような悪い考え自体が思い浮かびませんし、仮に浮かんでも、だめだ、うまくいかないと打ち消すことになります。
そのために防犯カメラや入退出履歴確認、防犯センサーなどの防犯対策をうまく活用することです。

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