防犯ブログ

  • 金属盗難
2011年07月11日 京都 休憩所の屋根銅板盗まれる

宇治市宇治金井戸の府道宇治南郷大津線沿いにある休憩所のあずまやの屋根全体を覆っていた銅板32平方メートルが盗まれていたことが分かり、管理する府山城北土木事務所は7日までに宇治署に被害届を提出しました。
被害額は約90万円とみられています。
同署は何者かが換金目的で銅を盗んだとみて、窃盗容疑で捜査を始めました。

同事務所によると、休憩所は通称ポケットパークと呼ばれ、3台分の駐車スペースとあずまやがあります。
あずまやは93年ごろ整備されました。

先月29日に道路清掃を委託した団体のメンバーが、屋根の木材の下地がむき出しになり、くぎで固定された銅板が引きちぎられるようになくなっているのに気付きました。
被害に遭った時期は不明という。

山城地域では木津川市、南山城村、笠置町で今春以降、消防ホース格納庫内に備えられた砲金や真ちゅうなど銅合金製の筒先が盗まれる事件が相次いでいます。
<毎日新聞7月8日(金)15時15分配信より>

建物の屋根の銅板が盗まれるとどのような影響があるのでしょうか?
銅板が無くなることによって、屋根全体が崩れてくるという可能性もあるでしょう。
雨が降れば、直接建物部分にかかる訳ですから、腐食したり、壁を傷めることもあるでしょう。

最終的には建物全体の損失につながります。
今回の盗難被害は約90万円とみられていますが、実質的な損失、それらを元の状態に戻すには90万円では無理ではないでしょうか。
建物も傷ついていれば相当な金額とそして、時間も手間もかかります。

侵入盗難被害では、お金だけでなく、それに替えることができない実質的な損害というものが存在します。
金銭的には大したことがなくとも、それを元の状態に戻すことが不可能であったり、可能でも多額の費用と時間がかかる場合です。

事前に防犯対策を講じ、自衛するのはそのような状況に陥らない為です。

ガラスや扉が壊されれば、外出もできなくなります。
夜は不安で眠ることもできない、ということもあるでしょう。
泥棒に入られた、という言葉は、単に物を盗られただけで済んだという犯罪においては少し軽い印象がありますが、実際の現場はそうではないことが多いのです。

扉がこじ開けられ、ガラスが割られその場に飛び散り、室内は荒らされ、家財も壊される。
こっそり忍び込んで、金品だけを盗んでいく、そんな行儀の良い犯罪者はほとんどいません。
被害者の気持ちなど考えず、とにかく犯行をスピーディーに行い、金品を盗み出し、その場から1秒でも早く逃走することだけを考えて犯行を行います。
そうなると必然的に現場は無茶苦茶です。

自分の身は自分で守らなければ誰も守ってはくれないのです。
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