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2007年09月27日 <侵入盗>検挙率100%超 上半期・警視庁調べ

 「発生した事件の数より捕まえた数が多い?」

警視庁の今年上半期(1〜6月)の空き巣や事務所荒らしなどの侵入盗の検挙率が111.5%と、初めて100%を超えた。検挙率は、発生が確認された事件のうち、どれだけ解決(検挙)されたかを表す「治安の目安」とされるが、過去の事件が解決した場合も検挙数に加算されるため起きた現象。未解決の重大事件を多く抱え、検挙率アップに頭を悩ます警視庁にとっては、うれしい統計の“マジック”だ。

 警視庁のまとめ(速報値)によると、今年上半期の侵入盗の認知件数は6409件で、検挙件数は7146件。検挙率111.5%は昨年上半期の77.8%から33.7ポイント上がり、今年上半期では全国平均の52.4%と比べても2倍以上の好成績だ。

 警視庁が高検挙率の背景に挙げるのは・・・

(1)地域の防犯ボランティア活動が浸透して空き巣などがしにくい状況が生まれ認知件数が減少してい   る
(2)余罪50件以上のプロの窃盗犯の逮捕が相次ぎ、検挙件数が伸びた――など。

 認知件数は、02年に約3万5000件だったが年々減少し、昨年は約1万7000件と半減し、防犯体制が充実してきていることがうかがえる。
 また、上半期に検挙した664人のうち50件以上余罪があったのは40人で、少なくとも計3556件に関与、1人あたりの余罪は約90件に上る。プロの窃盗犯の検挙は、05年が69人、06年は86人と年々増加傾向で、警視庁は「余罪捜査に力点を置いた成果」とみる。

 ひったくりや自動車盗など他の盗みと比べ、被害者が盗まれたことに気付かず発覚しにくい事情も高い検挙率を出した背景にあるとみられる。同庁幹部は「治安が良くなったことを示すことに違いはない。立川署員の事件で失った信頼回復のためにも、未解決の凶悪事件も含め解決に全力を挙げたい」と話している。

この良い検挙数の結果を見ても、犯罪が減っているとは信じがたいと思ってしまうのは私だけでしょうか・・・。

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