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2006年05月08日 山形での多額窃盗は慎重な手口。穴を開け店内の状況を確認してから侵入?

山形の多額窃盗から1週間−慎重な手口浮かぶ

山形新聞の5月3日付け記事より宝石時計店での手口をご紹介しましょう。

 山形市本町1丁目の宝石時計店から、ネックレスや指輪などが盗まれた多額窃盗事件の現場からは、犯人が侵入する際に店内を確認するために開けたとみられる穴が確認されています。これらの状況から慎重な手口であることがうかがわれ、山形署は手口の分析を急ぐ一方、目撃情報の収集など基礎捜査を続けています。

●犯人は同店と棟続きの空き店舗の裏口にある木製ドアをドライバーのような工具でこじ開けて侵入。
●2つの店舗を仕切っている間仕切りのベニヤ板を外し、時計店側に入ったとみられる。
●侵入口の付近には、成人の目線ぐらいの高さの部分に横約30センチ、縦約10センチの四角い穴が開けられていた。犯人は、その穴から店内の様子をうかがった上で侵入し、犯行に及んだとみられる。
●被害店舗内から見つかった不審な足跡は一つ。空き店舗からは複数の足跡が確認されており、同署は実行犯と見張り役などに分かれた複数犯の可能性もあるとみている。

 侵入する際に建物を荒っぽく壊していないことや、店内を荒らしていないなどの手口から、首都圏などで被害が相次いだ外国人窃盗団「爆窃団」による犯行の可能性は低いとみられています。

(外国人の窃盗団「爆窃団」は、何度かこの防犯ブログにてご紹介しましたが、宝石店などの壁に穴を開けたり建物の一部を破壊して短時間に店舗内に入りショーケースなどを割り商品を持ち去る荒っぽい手口が特徴です。)

被害点数は約950点、被害総額は約3500万円だったことが判明しています。
半数近くが金属製の眼鏡フレームでした。(めがねのフレームを買い取る店も存在しておりそういった店に転売されたのではないかと私は推測しました)
に犯人が店内のレジスターを開けた形跡があったが、現金は入っていなかったため、被害はなかったということです。

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