防犯ブログ

  • 犯罪手口
2006年05月09日 キャッシュカードを盗んだ後、警察を装い好きな番号を聞き出す。

暗証番号は「好きな数字」 警官装い、余罪1億円か

 「警察です。4けたの好きな数字を言ってください」。キャッシュカードを盗んだ後、人間心理を突いて暗証番号を聞き出し、現金を引き出したとして、警視庁捜査3課と目黒署は8日までに、窃盗容疑などで東京都豊島区の会社役員の男(40)を逮捕しました。

 男は夜間、マンションに忍び込んでカードを盗むと、警察署やカード会社を装い被害者宅に電話をします。

「落とし物が届いています」「警察からカード使用停止の連絡を受けました」

「本人確認をするので住所と名前を」

「書類を作るので4けたの好きな数字を言ってください」

カードの暗証番号を聞かれたわけではないのに、好きな番号を聞かれると同じ数字を口にする被害者も多く、カードから金を引き出される被害が拡大したということです。

男が昨年初めから約1年間に約100件、都内の高級住宅街にあるマンションで現金やキャッシュカードを盗み、被害総額は計約1億円に上る可能性があるとみて、余罪の裏付けを進めています。
(共同通信) - 5月9日より抜粋

今の世の中、暗証番号、パスワードが必要なものが非常に多いですよね。
インターネットでホテルを宿泊予約するのにも、航空券を予約するにも、ID、パスワード。
ロッカーなども暗証番号入力、マンションの入館にも暗証番号がいる場合もあります。
これを結構同じ番号にしている人は多いのですよね。

そして同じ番号をキャッシュカードの暗証番号にまで使用している人もまだまだ多いのです。
以前ご紹介したゴルフ場での被害に関しても、ロッカーに隠しカメラを設置してロッカーの暗証番号を盗み見て、プレイ中にキャッシュカードを盗んだりスキミングしてロッカーと同じ暗証番号でお金を引き出す・・という手口でした。

暗証番号の管理はたしかに大変で、どれだったかな?と考え込むことも多いですが、くれぐれもご用心ください。

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