防犯ブログ

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2014年09月12日 神戸 居空き63件 窃盗容疑で男逮捕

神戸、阪神間の民家に侵入し、家人がいるのを承知で盗みをする「居空き」を重ねていたとして、尼崎南署は2日までに、窃盗などの疑いで、神戸市東灘区本山南町8、無職の男(42)=常習累犯窃盗罪で公判中=を逮捕、神戸地検尼崎支部に送検しました。

送検容疑は、2013年12月~14年5月までの約半年間に、神戸、西宮、尼崎市の民家などで、かばんや財布などを盗んだ疑い。同署の調べに、容疑を認めているという。

同署によると、男は、日中に玄関が無施錠の一戸建ての民家を狙い、居空きを繰り返していたといい、家人と何度か鉢合わせになることもあったという。

同署は計63件約330万円相当(うち現金約250万円)の被害を裏付け、捜査を終えました。
起訴分は3件(被害総額約28万円相当)。
<神戸新聞NEXT 9月2日(火)22時52分配信より>

日中、家に人が居るのを分かりながら侵入・窃盗を行う「居空き」の常習犯が逮捕されました。
玄関が無施錠の一戸建ての民家を狙っての犯行だったようですが、家人と何度か鉢合わせになっているということです。
それを承知しながらの犯行ですから、仮に鉢合わせしてもよいように何らかの策を講じていたかもしれません。
刃物を携帯し、脅せば逃げられると考えたのか、日中なので家に居るのは主婦や高齢者で成人男性は少ないと考えたのかもしれません。

通常、人が居る建物の場合、泥棒にとっては犯行が行いにくく、避ける対象です。
しかし、泥棒によっては、人が居るのは承知で犯行を行う者もいます。
顔を見られても良いと考えているのか、逃げ出せる自信があるのか・・・。
いずれにしても普通の泥棒より危険です。
ただの泥棒から強盗に変わってしまい、鉢合わせた家人が傷つけられるのが最も懸念されます。

捕まった泥棒のコメント・・・「ただお金を盗むつもりだった。鉢合わせして騒がれたので、持っていた刃物を振り上げてしまった」
よくある事件ではないかもしれませんが、実際に起こってもおかしくない状況だと思います。
家に人が居るから安心ではなく、家に居ながらの防犯対策というものも検討してみてはいががでしょう。
(防犯センサーで部分的に警戒が入れられるシステムもあります)

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