防犯ブログ

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2012年10月24日 岡山 高齢者宅に電気工事装い侵入 50件被害数百万円?

電気工事を装い高齢者宅から現金を盗んだとして、美作署は窃盗容疑で兵庫県内の男2人を逮捕し、うち1人が「4~5年前から岡山、兵庫で同様の犯行を50件ほどくり返した」と供述していることが23日、捜査関係者への取材で分かりました。
同署は被害総額は数百万円にのぼるとみています。

同署によると、2人は兵庫県明石市の飲食店従業員の男(35)、同県播磨町の測量作業員の男(35)両容疑者。
捜査関係者によると、2人は中学の同級生。
岡山県東部と兵庫県西部で、高齢者宅を狙い、作業服姿で訪問。
1人が家主と話しているすきに、もう1人が家の中を物色して現金を盗んでいたという。

岡山、兵庫両県内では中国電力や関西電力の社員などを名乗る2人組の男が、ブレーカーの点検や工事を装い、高齢者宅から現金を盗んだり、工事費用名目で現金を詐取したりする事件が数年前から相次いでおり、同署は関連を調べます。

2人の逮捕容疑は、5月8日午後3時半~4時、勝央町の無職女性(86)宅を訪問。
「電気工事をするので家の中を見せてほしい」と言い、女性の注意をそらして現金約8万8千円を盗んだとしています。

同署によると、飲食店従業員の男(35)は「身に覚えがない」と容疑を否認し、測量作業員の男は容疑を認めています。
<産経新聞 10月24日(水)7時55分配信より>

一般住宅を訪問し、電気工事作業員や荷物の配達業者を装って家の中に侵入、隙をみて金品を盗んで逃走するという手口は以前からあります。
その手口のマイナス点としては、訪問した家の住民に顔を見られ、声も聞かれるという点です。
あとで犯人としての特徴を警察に伝えられ、最終的に捕まる危険性が高くなってしまいます。
そのマイナス点をなくすために考えられたと思われるのが、高齢者宅をターゲットにすることです。

高齢者であれば、人によっては記憶があいまいだったり、うまく特徴を伝えにくいだろうと考えての犯行ではないでしょうか。
また、万が一追いかけられたり、捕まえられそうになっても逃げ切れる、振り切れるということも考えているでしょう。

こういった輩が家に来ても被害に遭わぬよう、自宅に常駐することはできません。
この時に助けてくれるのが防犯カメラや防犯センサーといった防犯対策です。
24時間監視を続け、敷地内・建物内への侵入もセンサーで検知します。

防犯対策が最も働くのは、このような万が一の侵入被害に対してはもちろんですが、侵入者・犯罪者を寄せ付けないという効果です。
防犯対策済みということが外から見てわかるような家に対しては、犯罪者も最初から相手にしません。(ターゲットに選びません)
それよりも、もっと無防備、無対策の家がいくらでも存在しているからです。

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