防犯ブログ

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2017年01月13日 千葉 住宅から現金2億5千万円、金の延べ棒6本盗まれる

千葉県警市川署は6日、同県市川市内の自営業の男性(55)方の2階建て住宅で、現金2億5千万円、ドルなどの外国通貨約1千万円相当分、金の延べ棒6本(時価1400万円相当)、腕時計などが盗まれる空き巣被害があったと発表しました。
被害総額は現金を含め2億7700万円相当。
同署が窃盗事件として捜査しています。

同署によると、5日午後6時10分ごろ、帰宅した男性の妻(51)が、1階の掃き出し窓が割られ、室内が荒らされていることに気付き110番通報しました。
自宅は午後3時10分ごろから約3時間無人だったようです。

現金は2階の書斎の机の下の紙袋に入っており、金の延べ棒は机の引き出しの金庫に入っていました。
男性は現金について「仕事のために自宅で保管していた」と話しているという。
<産経新聞 1/6(金) 17:38配信より>

一般住宅の窃盗被害としてはあまり例のない高額被害ではないでしょうか。
2億5千万円もの現金を自宅に保管していたこの自営業の男性の職業にも関心が集まりそうです。

この住宅の防犯対策の有無等は不明ですが、もし何も対策をしていなければあまりにも危険な状態であったと言わざるを得ません。
防犯センサーや防犯カメラの設置など数十万円から百数十万円の費用が掛かることは珍しくありませんが、その費用をケチったとしたら悔やんでも悔やみきれないでしょう。

もちろん、事前に防犯対策を講じていたからといって、今回の被害に遭わなかった可能性は100%にはなりません。
100%完璧な対策は存在しませんから同様に被害に遭っていた可能性はあります。
ただ、被害に遭う可能性の減少、もっと被害額を抑えることができた可能性は高かったと言えるでしょう。

現金は書斎の机の下の紙袋に入っていたということですからこれは容易に持ち去ることができます。
また、金の延べ棒は机の引き出しの金庫の中に入っていたということですから、金庫ごと盗むことも、その場で壊すなどして開けることもできたかもしれません。
これらの弱点を補うことができれば、少なくとも泥棒に気持ちよく仕事をさせることはなかったでしょう。

今回の泥棒がこの被害者を最初からターゲットにしていたのなら別ですが、防犯対策がされていない家を物色し、入ってみたらびっくり、こんな大金と金を手に入れることができたなんて・・・今はそう考えているかもしれません。

もし自宅が被害に遭ってしまったらどのくらいの被害額になるか、一度計算してみてはいかがでしょうか。
そうすると、それを防ぐことができる可能性が高まる防犯対策の値段が高くないことが分かるかもしれません。

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