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2005年12月21日 年末 「空き巣狙い」など窃盗にご注意

全国で「空き巣狙い」などによる窃盗被害が発生しています。
「空き巣狙い」とは、不在の住宅に侵入し、金品を盗むものです。

実際のここ1ヶ月の新聞掲載された被害の一部をご紹介します。

●京都府南部を中心に住宅に侵入、計14件、現金やかばんなど総額76万円相当の盗みを繰り返した疑い。 山城地域を中心に京都市や滋賀県、大阪府、奈良県の四府県で網戸をライターで焼いて施錠を外すなどの手口で住宅に侵入、窃盗を繰り返していたという。 (京都新聞より抜粋)

●埼玉県三郷市の金融業の方から「空き巣に遭った」と110番通報があった。室内が物色され、2階にあった現金約670万円と指輪など貴金属類38点(312万円相当)がなくなっていた。1階居間の窓ガラスが工具のようなもので割られていた。家人は午後4時45分から7時ごろまで不在だった。現金は仕事用で、貴金属類と一緒にケースに入れてクローゼットの中にしまってあった。(毎日新聞より抜粋) -

空き巣狙いの手口と対策については下記の通りです

◆空き巣狙いの手口
・増えているのが「窓ガラスを割って」侵入する手口。
・クレセント錠だけでは、窓ガラスを割ってそこから手を入れられて開けられている。
・窓ガラスを割る方法としては、工具を使用したり、「焼き破り」といってライターで窓ガラスを急激に冷やし工具で割る手口。
・格子に関しても簡単に外から外され、窓ガラスを割られている。

■空き巣狙い対策
1.不在であることを犯罪者に知らせない。
  ・外灯、室内照明を付ける
  ・カーテンを少し開けておく
  ・洗濯物を外に干しっぱなしにしない
  ・ラジオ・テレビをつけっぱなしにしておく
  ・留守電に「○日まで留守です」と入れない
  ・郵便物・新聞をとめておく
などで外部から不在であることがわからないようにすることが大切です。

2.侵入に時間をかけさせる。
  泥棒は5分以上たつと約7割の泥棒が侵入をあきらめます。(逮捕者の調査結果)
  泥棒が侵入に時間がかかるようにすることが対策として重要です。
  ・窓や扉の錠前を破壊工作に強いタイプのものに交換する
  ・補助錠を見えないところに各々に最低1つは付ける
  ・窓ガラスに防犯フィルムを貼る/防犯ガラスに変更する

3.侵入しようという対象から外させる。
  泥棒は必ず「下見」をするので、下見の時点で防犯システムが設置していることをアピールし、侵入対象から外させる。道路などから視界が良いのも侵入しにくので塀を低くするなども効果的。
  ・セキュリティキーパーが特に有効。
  ・「人感ライト」で敷地内に入ると自動的にライトがつくのも効果がある。

4.音と光で威嚇撃退
  泥棒は侵入しようとした時に、ベル・サイレンなどの大音量の「音」とフラッシュなどの「光」を浴びせると、「自分の侵入は知られた」とそれ以上の犯行をあきらめます。セキュリティシステムの設置をお勧めします。
  ・窓・扉に侵入検知センサーを設置し、こじ開けられるとベル・サイレンを鳴らす。
  ・窓に近づくと音声メッセージで威嚇する。
  ・離れた場所へ自動通報して異常発生を伝える

  セキュリティシステムが最大限効果を発揮するには、建物の構造を確認して防犯診断を行い、侵入経路を想定した上で最適の侵入検知センサーを設置することが必要です。  
防犯のプロである「防犯設備士」「総合防犯設備士」に相談されることをお勧めします。

空き巣狙い対策【防犯泥棒大百科】

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