防犯ブログ

  • 犯罪手口(寺社仏閣)
2010年10月08日 神奈川 寺のさい銭箱盗んだ男逮捕

横須賀署は7日、窃盗の疑いで、横須賀市出身で住所不定、無職の男の容疑者(46)を再逮捕しました。
逮捕容疑は、8月16日午後5時半ごろから翌日午前7時半ごろまでの間に、同市馬堀町の浄林寺で、現金約4千円が入ったさい銭箱1箱(時価5万5千円相当)を盗んだとしています。

同署によると、同容疑者は「知らない」などと供述し容疑を否認しています。
浄林寺に設置されていた防犯カメラにさい銭箱を盗む同容疑者の姿が写っていたことなどから、容疑が浮上したということです。

同容疑者は9月10日、バールを隠し持っていたとして、特殊開錠用具所持禁止法違反容疑で逮捕、起訴されていました。
<カナロコ 10月7日(木)19時15分配信より>

さい銭箱ごと盗まれる事件が発生しました。
盗まれた現金は4千円ということですが、さい銭箱自体が5万5千円相当の価値があるようです。
これまでもさい銭が狙われる事件が多数発生していますが、大抵は現金が数十円から数千円盗まれるという事件が多かったように思いますが、さい銭箱自体を盗み出す手口は珍しいのではないでしょうか。
しかし、今回さい銭箱が盗まれ、それ自体に価値があることが分かったので今後はさい銭箱自体を盗み出そうとする手口が増えてくるかもしれません。

現金を盗み出す際、さい銭箱を破壊して現金を取り出そうとする手口が懸念されていましたが、今後はさい銭箱ごと盗まれるリスクがあるということです。
さい銭箱と言っても寺社ごとに違うと思いますが、多くの寺社では古くから使用し、お金には換えることのできない貴重なものを置いているところもあるでしょう。
現金が盗まれる被害自体はそれほど大した被害額にはならなくても、さい銭箱となると別です。

それを元の状態に戻すのは、お金や時間をかけても不可能な場合もあるでしょう。
このように被害に遭うと非常に困るモノというのが多数あります。
寺社の場合は、仏像も同様でしょう。
それ自体一般的な価値はそれほどなくとも、他に換えることのできない唯一無二の存在であることもあるでしょう。
そのような大切なものを守るために事前の防犯対策が必要です。
さい銭泥棒対策

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