防犯ブログ

  • 放火・火災
2006年07月11日 ブログで放火した現場写真を掲載。

「放火」と聞くと、ここ数ヶ月家族とのトラブルなどから自宅に放火して家族が焼死するという悲惨な事件が何件か立て続けに発生したのを思い浮かべられた方も多いのではないでしょうか。

一般的には「放火犯」は現場に戻ると言われ、燃えている様子や周囲の人があわてている様子などを見ることである種の「快感」を得ているようです。
放火犯にもいろいろあるようで、ホームページのブログに放火した現場写真を掲載したり不審火に関して記事を書いている放火犯が長野にて逮捕されました。。

容疑者の住んでいた諏訪市周辺では4月以降、中学校の体育館が全焼するなど放火とみられる20件の不審火が発生。
タレント志望で自身のホームページを開設している容疑者は、出火直後に撮影したらしい2件の現場写真をホームページに掲載していました。
又、ホームページのブログで、4月から6月までの約2ヶ月間に計8回、不審火について記載していました。
・諏訪西中の体育館が焼けた5月11日には炎上中の写真を付け「母校だからショックだよ〜。もう先月から合わせると10件にもなるらしい。全国ニュースになってたよ〜。怖いよ〜」と記載。

・逮捕容疑の放火があった5月26日付には「下諏訪で火事があったよ! 乗用車2台を焼く火事だって!」と記述。

タレント志望ということで、自己顕示欲が強い容疑者が、「ブログ」という手段を使って自分の犯行を広く提示し、人々の反応を楽しんでいたのではないか・・と感じました。火事場に戻る放火犯と同じ心理ですよね。

窃盗でも、犯行の日時や戦利品などを克明に記録していたり、戦利品に記録を貼り付けコレクションにしていたという泥棒がいたのを記憶しています。
この泥棒は、記録が容疑確定の決め手になったといいます。(几帳面なのも考えものです。)

やはり悪いことはできないものですね。

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