防犯ブログ

2008年11月26日 京大理学研究科に防犯カメラ設置 相次ぐ盗難で全館出入り口などに

京都大理学研究科(京都市左京区)は25日、全館の出入り口などに防犯 カメラ計26台を新たに設置したと発表した。
6月に同研究科の教授室からパソコンが盗まれるなど今年に入って盗難事件が相次いでおり、「犯罪被害の抑止力を高めるため」と説明している。

 同研究科によると、防犯 カメラは既設の4台に加え、理学研究科の6つすべての建物の1階出入り口付近に設置し、撮影した映像は2週間分保存する。

21日から運用を始めており、主に夜間や休日に稼働させる。10月の教授会で増設を決め、学生自治会と職員組合も承認した。
 1月以降、理学研究科ではパソコンの盗難や置き引き、金庫荒らしなどの盗難事件が計10件発生した
京大の研究科で、全館にわたって防犯 カメラを設置したのは初めてという。
(11月25日京都新聞)

2008年上半期の学校への侵入窃盗認知件数は1680件。
京都大学のようにパソコンを盗まれるケースも多いようですが、事務所に入っての金庫破りなどもあるようです。

●「大学の警備は甘いので侵入しやすかった」
●「電気工事のふりをして侵入した」

大学の場合は特に、色々な人間が色々な時間帯に自由に出入りしています。
特に理工系の場合は、実験などから夜間まで研究している人間も多く、夜間に建物内を歩いていてもさほど気にならない環境なのかもしれません。

そして「警備が甘い」ということが大学に侵入される最も大きな理由であることが非常に残念ですが事実です。
パソコンは換金できるため、泥棒にとっては現金と同じです。盗まれた大学側とすると、中に入っている実験データから個人情報まで紛失してしまうわけで、お金には換えられない被害となります。

今回京都大学が実施した出入り口周辺での防犯 カメラによる自動録画ですが、ぜひこれにプラスしていただきたいのが「入退出管理システム」です。
カードで学生や職員、教授を識別し、カードを持っている人間だけが自由に建物内に出入りできるシステムです。
このカードの情報で、たとえば教授など特定の人間しか入れないようにすることもできます。
この出入管理システムと防犯 カメラシステムとを連動させることで、よりセキュリティ度が高くなるとともに、出入り管理の状況を映像でも記録できるため、安心です。

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